かむ達の雫

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

医薬部外品の闇

医薬部外品といえば良い感じしますよね。

私たちの「歯」や「口の中」は、ただ食べるためだけのものではなく、全身の健康と深く関わっています。
近年では、歯周病が糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞・認知症・誤嚥性肺炎など、さまざまな病気と関係していることが分かってきました。

特に歯周病は、歯ぐきの炎症だけではなく、細菌や炎症物質が血液を通して全身へ広がることで、身体に大きな影響を与えると言われています。
また、歯を失うことで噛む刺激が減り、脳への血流低下や認知機能低下にもつながる可能性があるとも考えられています。

ここであるメーカーさんの話です。
体に優しい、プロポリスの歯磨きを開発されました。
開発時には、当然医薬部外品の認可を狙いました。
でもその審査の途中でとんでもないことを要求されました。

まず、
5%のプロポリスの濃度を0.05%まで下げること。
他の成分も天然石鹸素地からラウリル硫酸ナトリウムに変更すること。
刀豆は使用不可。
防腐剤を追加すること。
だそうです。

そして、健康維持に大切なのが「唾液」です。
唾液には抗菌作用や再石灰化作用があり、虫歯や歯周病から身体を守る働きがあります。
ストレスや緊張が続くと唾液が減り、口臭や細菌増殖の原因にもなるため、リラックスやよく噛む習慣も大切です。
でも実は、ラウリル硫酸ナトリウム(合成界面活性剤)は本来の唾液が本来持っている
粘膜保護、再石灰化、抗菌バランス、酵素作用など“守る働き”を弱める方向に働くのです。

だから毎日使う歯磨き粉にも注意が必要です。
市販の歯磨き粉には、ラウリル硫酸ナトリウム(合成界面活性剤)、サッカリンNa、パラベン、合成着色料などが含まれている場合がほとんどです。
刺激が強い成分は、口の中の粘膜や味覚への影響が指摘されることもあり、成分表示を確認しながら、自分に合ったものを選ぶ意識も大切です。

医薬部外品だから安心という選び方ではなく、しっかり成分を確認することが大切ですね。
SLSフリー、発泡剤少なめ、石けん系、塩系、ハーブ系を選ぶと安心ですね。

健康は「食べるもの」だけでなく、「口の環境」からも始まります。
毎日の歯磨き、よく噛むこと、唾液を増やす生活、そして歯周病予防。
小さな積み重ねが、健康には一番大切です。

皆さまの毎日が健康で幸せでありますように。

渡邉裕佳子

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する