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日本人にとってお米はなぜ特別なのか
日本人にとって「お米」は、ただの主食ではありません。
昔から日本では、お米=命をつなぐものとして、とても大切にされてきました。
だから天皇の大切なお仕事の一つが五穀豊穣を祈ることなんです。
そして天皇の祭祀の多くが農業とお米に関係しています。
「いただきます」という言葉がありますよね。
これは、食べ物の命をいただくことへの感謝の言葉です。
「いただきます」は
・命への感謝
・自然への感謝
・食べ物を作ってくれた人への感謝
すべてが含まれた言葉です。
昔の日本人は食べ物をただの栄養ではなく命そのものとして大切にしていました。
食事の前にここまで深い意味を持つ言葉がある国は世界でもあまりありません。
海外でも「Good appetite」などはありますが命や自然への感謝まで含む言葉はとても珍しいのです。
特にお米は、田んぼで育てるために、水、土、太陽、人の手、自然の力、すべてが必要になります。
つまり、お米は、自然の恵みの結晶とも言える食べ物です。
実は昔の日本では、お米はお金の代わりにも使われていました。
「石高(こくだか)」という言葉を聞いたことがありますか?
武士の収入や、藩の豊かさは、どれだけお米を収穫できるかで決められていました。
それほど、お米は日本人にとって生活の中心にあったのです。
さらに、お米は神様へのお供え物でもありました。
神社では今でもお米やお酒をお供えしますよね。
これは、お米が神様からの恵みと考えられてきたからです。
お米からできるものもたくさんあります。
・味噌
・醤油
・日本酒
・麹
・甘酒
どれも、日本の伝統的な発酵食品です。
つまり、お米は日本の食文化の中心にあり、そして発酵文化を支えてきた存在でもあります。
最近は、糖質制限などの影響で「お米は太る」と言われることもあります。
これも、1960年代は、今の2倍から3倍お米を食べてましたが、糖尿病や、生活習慣病は今の方が多いです。
そして肥満も増えています。
このようなデータが出てこないのもおかしいですね。
なので、これは、食べ方の問題であって、お米のせいではないのです。
ここから考えると、病気でお米を食べるのを減らすという考えっておかしいと思いませんか?
そんな問題のある物を天皇が祭事にしたり、神様にお供えしたり、現在まで主食として食べるってことをするでしょうか?
そこがもう私としては洗脳されているとしか思えないのです。
昔の日本人はお米を主食にして、味噌汁、野菜、魚などを食べながらとても健康的な生活をしていました。
お米は、エネルギー源としても優れていて、日本人の体にも合った食べ物です。
うちの子も、パンだとすぐにお腹が減ると言って、朝はご飯を食べていきます。
もちろん、食べ過ぎは良くありませんが、日本人にとってお米は、長い歴史の中で育まれてきた大切な食文化です。
約3000年前から食べ続けてきたもの、体に悪いはずがありません。
DNAは簡単には変わらないのです。
戦後、80年ほど前から急速に小麦が入ってきました。
ここから欧米化の食事が始まりました。
実は、戦後すぐの日本では「お米を食べよう運動」というものがありました。
日本の農家を守るために「もっとお米を食べよう」という運動が行われたんです。
それだけ日本人にとってお米は大切な食べ物だったということですね。
改めて、日々の食事の中でお米のありがたさを感じながらいただきたいですね。
渡邉裕佳子