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なぜ「みんなと同じ」が、もう安心ではなくなったのか

こんにちは。
LIFE DESIGN BASE 村上です。

資産形成や投資の話をすると、
多くの方がこんな感覚を口にされます。

「何が正解かわからない」
「判断を間違えたら怖い」
「誰かが決めてくれたら楽なのに」

この違和感。
実はあなたの感覚は、極めてまっとうです。

経済学・社会学の観点から見ると、
戦後日本で最適化された社会構造と、現代の資産形成に求められる意思決定様式は、構造的にミスマッチを起こしているからです。



■ 戦後日本は「従うこと」が合理的な社会だった

戦後の日本社会は、

・国家
・大企業
・官僚機構
・学校教育

といった強い外部主体が「正解」を示し、
個人はそれに従うことで、合理的な選択ができる社会でした。

この構造の特徴は、

・意思決定の主体は「個人」ではなく「システム」
・責任は個人に帰属しにくい
・同調・横並び・前例踏襲が最適解

だったことです。

これは、
短期間で復興し、均質な中流層を生み出すという目的において、
非常に優れた仕組みでした。



■ なぜ、今はこのやり方が通用しないのか

現在の日本は、前提条件が大きく変わっています。

・終身雇用の崩壊
・産業構造の多様化
・為替・インフレ・地政学リスクの常態化

つまり、
「平均的な正解」が存在しない社会になっています。

さらに、

・家族構成
・収入形態
・働き方
・価値観

人生設計そのものが、完全に個別化しました。

同じ制度を使っても、
同じ結果になるとは限らない時代です。



■ 投資・資産形成で起きている決定的なズレ

ここで問題になるのが、投資・資産運用です。

本来、運用とは

・リスク許容度
・目的(老後・教育・保全など)
・時間軸
・通貨・国の分散

といった、極めて個別性の高い意思決定です。

しかし戦後型の思考に慣れた人ほど、

・国が用意しているから安心
・制度=正解
・みんながやっているから安全

という判断基準を無意識に使ってしまいます。

これは間違いではありません。
かつては、それで守られてきたからです。

ただ、
今の環境では必ずしも合理的ではない
それだけの話です。



■ 制度は「守ってくれる存在」ではない

経済学的に言えば、
制度とは「一定条件下で期待値を改善する道具」に過ぎません。

社会学的に言えば、
制度とは「行動を誘導する規範」であって、
責任を引き受けてくれる主体ではありません。

戦後日本では、
制度に乗ること=考えなくていいこと
でした。

しかし今は、
制度を使うことと、思考を委ねることは完全に別物です。



■ 投資が怖い本当の理由

多くの人が投資を怖いと感じる理由は、
リスクそのものではありません。

社会はすでに「自己決定型」に移行しているのに、
意思決定の感覚だけが、他者依存のまま残っている。

この時間差が、

・判断が怖い
・失敗したら自分の責任になる不安
・正解を誰かに求め続けてしまう

という感覚を生みます。



■ 結論:必要なのは「選ぶ覚悟」

これから重要なのは、

・国の制度を使うか、使わないか
・国内か、海外か
・円か、外貨か

といった選択肢そのものではありません。

重要なのは、

「自分の状況に照らして選んだ」と言えるかどうか。

意思決定の主体を、
自分に戻せているかどうかです。

投資や資産形成は、
もはや「みんなでやる行事」ではなく、
個人の人生戦略の一部になっています。

あなたが感じている違和感は、
時代に取り残されているサインではありません。

むしろ、
時代の要請を先に感じ取っている証拠です。



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「正解を探す」よりも、
「自分で選べる状態」を作ること。

そこから、資産形成は始まります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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