かむ達の雫

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『食品』という名前の、強烈な旨味エッセンス

今日はマルシェに参加してました。
新しい方とのご縁に感謝です。

今日はたんぱく加水分解物について。
これは現代の加工食品、特にスナック菓子やカップ麺の「旨味(うまみ)」を支える最強の立役者ですが、「添加物」ではなく「食品」に分類されるという、ちょっと不思議な存在です。

健康な人を増やしたいという視点で、ぜひ知っておいてほしい「光と影」をお伝えしますね。

1. そもそも、これは何?
一言で言うと、**「タンパク質(大豆、小麦、トウモロコシ、あるいは豚や鶏の肉)を、酸や酵素でバラバラに分解して、旨味を強制的に引き出したもの」**です。

天然の旨味のショートカット: 本来、出汁(だし)をとるには時間がかかりますが、これは化学的にタンパク質をアミノ酸の状態まで分解しているため、少量で強烈な「旨味の爆弾」になります。

「食品」扱いの理由: 化学合成された「調味料(アミノ酸等)」とは違い、もともとが自然のタンパク質を原料としているため、日本では添加物ではなく「食品」としてカウントされます。

2. 一般的に知られていない「味覚破壊」の懸念
これが、健康を考える上で最も伝えたいポイントです。

味覚の麻痺: たん白加水分解物の旨味は、自然界には存在しないほど濃縮されています。
これを幼少期から摂り続けると、「素材本来の淡い味」が物足りなく感じてしまうようになります。

濃い味への依存: 「これが入っていないと美味しくない」という味覚の状態(いわゆる味覚の依存)を作り出してしまうのが、この成分の怖いところです。

3. 製造過程で生まれる「副産物」の問題
ここが、世界的に議論されている「影」の部分です。

不純物の発生: 原料を「塩酸」を使って分解する際、意図しない副産物(クロロプロパノール類という物質)が発生することがあります。
これには発がん性の疑いが指摘されており、現在は農林水産省やメーカーがその含有量を減らす努力をしていますが、ゼロにするのは難しいのが現状です。
というか、食べ物に「塩酸」を使っている事がそもそもおかしくないですか?

4. アレルギーの隠れた原因
原料に「大豆」や「小麦」が使われていることが多いですが、完全に分解されているため、パッと見では何から作られたか分かりません。

原材料に「(一部に大豆・小麦を含む)」と書かれている理由の多くは、実はこの「たん白加水分解物」の原料に由来しています。

繰り返しますが、これは、野菜やお肉から丁寧にとった出汁とは別物。
タンパク質をバラバラに分解して作った、いわば「旨味の濃縮パウダー」です。

恐ろしいのは、その強すぎる旨味。
私たちの繊細なベロ(味覚)をマヒさせ、「もっと刺激の強い味を!」と脳に訴えかけます。

お菓子が止まらなくなるのは、あなたの意思が弱いからではなく、この成分によって「味覚がハック(乗っ取り)」されているからかもしれません。

たまには「出汁」の味を丁寧に感じる時間を持って、味覚のチューニング(調整)をしてあげましょう。

以前昔ながらの製法で出汁を作っている会社の方が、化学調味料のせいで、本物の美味しさが分からない人が増えていると嘆いていたのを思い出しました。
たくさんの自然の栄養分がたっぷりなのに、刺激だけのものに魅せられて勿体無いですね。
癌が増えるのも頷けます。

しっかり見定める目が必要ですね。

渡邉裕佳子

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