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今日もでん粉の続きです。
原材料にある「でん粉」。
これだけで色々な事が隠れてますね。
このでん粉、アメリカからやってきた「遺伝子組み換えトウモロコシ」である可能性がとても高いんです。
法律では「でん粉」とひとくくりにすれば、そのルーツが遺伝子組み換えかどうかを書く必要はありません。
でも、私たちの体は食べたものでできています。
「安いお菓子には、安い理由がある。」
それを知った上で、「今日はこのお菓子を楽しもう」と選ぶのと、何も知らずに「お米だから安心」と食べ続けるのでは、10年後の健康が大きく変わってくるかもしれません。
ちなみに、もし「トウモロコシを使っていない」あるいは「非遺伝子組み換え」にこだわっているメーカーであれば、あえて**「馬鈴薯でん粉(遺伝子組み換えでない)」**のように詳しく書くことで、他社との差別化を図ります。
何も書かずに「でん粉」とだけあるのは、**「産地や種を特定してこだわっているわけではない」**というメッセージでもあるんですね。
なので、原材料名に「でん粉」とだけ書かれている場合、**「ほぼ間違いなく外国産(あるいは外国産とのブレンド)」**と考えていいでしょう。
あとわかりにくい表示として、
・「国内製造」と「国産」のひっかけ
原材料の表示には、ちょっと紛らわしいルールがあります。
「国産」: 日本の畑で育った農作物そのもの。
「国内製造」: 原料(トウモロコシなど)は海外産だけど、日本国内の工場ででん粉に加工したという意味。
ハッピーターンのように「でん粉」とだけ書かれている場合は、海外で粉にされたものを輸入しているか、産地を特定せずに安く仕入れているケースがほとんどです。
・なぜ国産でん粉を使わないのか?
それは、圧倒的な**「価格差」**にあります。
国産のジャガイモでん粉に比べ、アメリカ産などのトウモロコシから作るコーンスターチは、価格が数分の一になることもあります。
「100円〜200円で買えるお菓子」を維持するためには、どうしても世界中から一番安い「でん粉」を集めてくる必要があるのです。
・ 健康を気にする人が知っておくべき「一括表示」の怖さ
このお菓子の「でん粉」には、実は複数の種類が混ざっている可能性があります。
トウモロコシ、タピオカ、サツマイモ、ジャガイモ…。
これらを混ぜて使っても、まとめて「でん粉」と書いて良いルールになっています。
これを一括名表示と言います。
産地や種類が「不明」ということは、それだけトレーサビリティ(追跡可能性)が低いということでもあります。
「産地が書かれていない=世界中から集まった謎のでん粉」
「うるち米」には「米国産、国産」と書いてあるのに、なぜ「でん粉」には産地が書かれていないのでしょうか?
それは、特定の産地にこだわると価格が上がってしまうからです。 書かれていないということは、裏を返せば「どこの国の、どんな種のものか、消費者には教えられません(あるいはメーカーも特定していません)」という状態。
私たちは、お米の産地は気にしても、その隣にある「でん粉」の産地は見落としがちです。
**「産地不明の白い粉」**が、お菓子のカサ増しや食感作りのために大量に使われている。この事実に気づくだけでも、スーパーでの選び方が変わってくるはずです。
まとめ
「国産かどうか分からない」というより、**「国産ではないから、あえて産地を書いていない」**というのが食品業界のリアルな読み解き方です。
少しずつ表示の見方がわかってきましたか?
渡邉裕佳子