かむ達の雫

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マスクの裏側に隠れた「日本人の弱体化」という違和感

先日、携帯を買い替えるために久しぶりに家電量販店へ行きました。
そこで目にした光景に、私は言いようのない違和感を覚えました。

広い店内に並ぶ、店員さん全員のマスク姿。
数年が経ち、社会が落ち着きを取り戻している今でも、そこだけ時間が止まっているかのような、どこか無機質な光景。
「ルールだから」「会社の方針だから」 そんな声が聞こえてきそうですが、果たして本当にそれだけでしょうか?

マスクが私たちに与えている「意外な影響」
当たり前のように受け入れているマスク習慣ですが、一度立ち止まってその役割を見つめ直してみる必要があると感じます。

あまり語られないデメリット
医学的な観点以上に深刻なのは、**「身体性と知性の低下」**です。
慢性的な酸素不足は集中力を削ぎ、口内環境の変容は特定の菌の増殖を招き、免疫のバランスを崩しかねません。
さらに、顔の半分を隠すことで、私たちは相手の表情から真意を読み取る「察する力」という、日本人が最も得意としてきた繊細な知性を、自ら手放してしまっているのです。

「ルール」の奴隷になっていないか
道路を走っていても、似たような光景に出会います。
後続車の状況を察せず右車線を走り続ける車や、周囲への配慮がない強引な割り込み。
あるいは飲食店での、マニュアル以外のことは一切受け付けない無機質な接客。

これらに共通しているのは、「自分の頭で考え、状況を判断し、主体的に動く」という生命力の欠如ではないでしょうか。

「赤信号は、誰もいなくても絶対に止まるのが正義」と信じ込み、その場の状況を自分の目で見て判断することを放棄する。
それは一見真面目に見えますが、実は「自分で判断して責任を負う」という、人間として当たり前の営みから逃げているようにも感じてしまいます。

未来へ:今こそ「自律」という強さを
私は、今の日本のこの空気が、かつて私たちが持っていた「大和魂」――しなやかで強く、他者を思いやり、自らを律する精神――を骨抜きにしてしまっているのではないかと危惧しています。

でも、絶望する必要はありません。
まずは、ふとした瞬間に感じる「あれ、おかしいな?」という違和感を大切にすることから始めればいいのです。

「みんながしているから」ではなく、 「今のこの場面で、本当に必要なことは何か」 「人間として、どう振る舞うのが自然で、美しいか」

例えば、天気の良い日の散歩道や、信頼できる人と向き合う時。
思い切ってマスクを外して、思いっきり空気を吸い込んでみてください。
肺の隅々まで届く空気の美味しさや、相手の笑顔がダイレクトに伝わってくる温かさに、きっと驚くはずです。
「本来の自分」で深い呼吸をすることは、何よりの免疫アップであり、自分自身を大切にすることそのものです。

一人ひとりが自分の軸を取り戻し、自分の意志で選択していくこと。 その小さな積み重ねが、再び日本に活気と、本当の意味での優しさを取り戻す鍵になると信じています。

顔を上げ、呼吸を深く。 本来の強さを取り戻した私たちの未来は、きっと今よりずっと明るいものになるはずです。

渡邉裕佳子

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