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【第5回】仕事か、家族か。「絶対休めない日」に起きたこと
【全11回連載ストーリー:第5話】
こんにちは、菊地です。
何者でもない自分になる…
そんな恐怖から逃れるように始めた社労士の勉強。
しかし、現実はそう甘くありませんでした。
介護と勉強の両立、そして自分自身の弱さと
向き合う日々についてお話しします。
<泣きながら、もがきながら、それでも前へ>
申し込んだ講座は、通学センターでの視聴が必要な
タイプで、在宅では学習できませんでした。
結局、数回足を運んだだけで受講期間が終わり、
中途半端なまま1回目の試験を受けて不合格。
今思えば、科目ごとのまとめを確認した程度で
試験に臨んだのは、
ただの「逃げ」のようなものでした。
2回目の受験に向けては、
自宅で視聴できるDVD講座に切り替えました。
朝は母のデイサービスの準備で始まります。
嚥下障害の影響で、やわらかい食事さえも喉を通らず、
なかなか食べてくれない母。
つい苛立って、きつい言葉を
かけてしまうこともありました。
そんな私に対して、父が
「何のために休業したんだ」と
声を荒げる場面もありました。
母を送り出した後は、掃除や洗濯などの家事。
15時には帰宅する母を迎え、夜は食事の介助。
その後、ようやく自分の食事を済ませて、
教材を開くのですが、
気づくと眠ってしまっている毎日でした。
思うように勉強が進まず、
自分でも何をしているのかわからなくなるほどでした。
(続く)