お盆真っ只中、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
近年、お盆休みの過ごし方が、昔とはずいぶん変わってきたな…と感じるのは、私だけでしょうか。

私の実家では、小さい頃から毎年お盆になると、
「亡くなった方と一緒に過ごせる特別な期間」として、迎え火をたき、提灯をともしました。
そしてお盆が終わる日の夕方には、送り火をたいて、あの世へ魂をお見送りする――そんな習慣が当たり前にありました。

この期間は「天と地が入れ替わる」ともいわれる、不思議で神聖な時間。
私には姉がいましたが、母は「この時期はお姉ちゃんに会える時間」ととても大切にしていました。
その想いを受けて、私は「姉の分まで生きる＝人生を2倍生きる」という気持ちで、ずっと走り続けてきたように思います。

でも、この年になってふと気づいたんです。
「もうそろそろ、自分だけの人生を歩んでもいいんじゃないかな」って。
頑張りすぎず、自分の思うままに生きていこう、と。

きっと皆さんにも、いろんな顔がありますよね。
会社では上司、家庭では母や嫁、娘、恋人、そして一人の女性としての顔…。
今一度、自分はどんな風だと心地よくて、何がやりたくて、誰といると安心できるのか――そんなことを振り返ってみませんか。

それでも、居心地のいい場所がすぐに見つからないこともあると思います。
でも、そのために「どうすればいいかな」と考える時間自体が、もう幸せの始まり。
そして気づけば、もっと素敵な場所へとアップグレードしているはずです。

今日も最後まで読んでくれて、ありがとう。

Jun