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MIYABIの洋上だより NO 20
いかがお過ごしでしょうか?
親の介護中でも旅をされている方にお会いできました!
先日から始まった「終活を考える」自主企画でお話しを伺いました。
彼女の母親は数年前に倒れて、
皆が死を覚悟した後、
奇跡的に回復し、
今は、車椅子に乗って生活できるほどになったそうです。
今回のクルーズをキャンセルするかとても迷っていた時に、
良い施設に出会い、背中を押してもらったそう。
介護のために彼女が旅を諦めることは
母親も喜ばないことがわかり、
いろんなことを決断して、乗船されたとのことでした。
お見事!!!と思いました。
世の中には家族の介護のために仕事を辞める方も多くて、
それが当たり前のような風潮もまだまだあって、
先が見えない家族の介護をすることのしんどさは、私も体験しました。
主宰してくれたのは、
20代の訪問介護士をされている方です。
介護や終活を考えることは
年齢にかかわらず、誰もが他人ごとではありません。
日常ではあまり歓迎されない「もしも」の時のことも、
安心して気軽に話せる場が本当に大切だと感じます。
この日の終活のワークでは
実際に自分の人生の好調な時とへこんだ時をグラフにしたり、
子どもの頃の楽しかったことを思い出してグループで話したり。
様々な体験を聞いていると、
「自分だけじゃなかったんだ」とか、
「よくやった自分」とか
忘れかけていた過去がよみがえります。
人生の最期を考えて、振り返ることで、
やり残していることや、これからやりたいことが見つかります。
「こんなこと言ったら、どう思われるかしら」を脇に置いて、
自分に正直になれる時間や仲間の存在は
自分を大切にできるかけがえがないものだと思います。
またお便りしますね。