Little hands (りとるはんず) モンテッソーリ

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「ありのままを受けとめる」だけじゃない。観察ってなんだろう?

こんにちは
Little hands モンテッソーリ教師 としえです。
昨日、入会している「ほいくのたねオンラインサロン」で、“観察”についての講座、語り合う時間がありました。

保育の中でよく耳にする「観察」。
でもそれは、ただ子どもを見ることではありません。

まずは、『ありのままの子どもの姿を受けとめること。』
たとえば、スプーンを使える子が手でご飯を食べている。
「もうできるでしょ」と言いたくなるその瞬間をぐっとこらえて、
今この子にとって“手で食べること”がどういう意味をもっているのかを、見つめ直す。

でも、それで終わりではないんですよね。

「なぜそうしているんだろう?」
「どんな気持ちがあるんだろう?」
「次にどんな関わりができるだろう?」

そうやって背景に目を向けて、
その子の今と未来をつなぐ“まなざし”をもつ。
それが、私が大切にしている「観察」だと感じました。

子どもの行動の一つひとつには、その子なりの理由があります。
一見、困った行動に見えることも、
実は大切な育ちのプロセスだったり、気持ちの表現だったりすることも少なくありません。

その姿を「いい・悪い」で判断するのではなく、
「どうしてこの姿が生まれたのか?」と考え、
その子に合った関わりを見つけていく。
そんな保育を、これからも丁寧に続けていきたいと思います。

出会えている方とも、こうした気づきや視点を少しずつ共有しながら、
子どもたちの育ちを一緒に見守っていけたら嬉しいです。

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