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ペットと飼い主さんに,使える自然療法|肉食は攻撃性を増す?
<肉食は攻撃性を増す?>
皆さん、こんにちは。
自然派獣医師&ホメオパスの今村香です。
動物達にも飼い主さんにも、お家ケアのヒントになるような内容を目指しています。
自分の中に埋まっている力を蘇らせて、身体も心も軽く軽くして生きていきましょう!
愛犬愛猫さんのご飯の悩みは一年中尽きないかと思います。
ペットフードが良いのか悪いのか?
手作りが良いのか悪いのか?
生食が良いのか悪いのか?
完璧は無いですし、情報は時代によってもどんどん変わっていきます。振り回されずに負担にならないようにしましょう。
肉を食べると攻撃性が増すのか?
人間でも、肉を多く多気べる人はけんかっ早く、イライラして、暴力的で、性行為が増すと言われていますが……
これは、果たして本当のことなのでしょうか?
栄養の面からみると、肉に含まれているアミノ酸が精神安定効を示すとか、逆にアドレナリンを多く出すから攻撃的になるとか言われています。実際には、うつ不眠に悩んでいる人は菜食主義の方が多いそうです。
つまり、結局よくわからないということなのです。
一方、漢方や食養生、マクロビオティックからみると、肉は補う側面が多い食べ物になります。そして陽性が強い食べ物に分けられます。
この陽タイプの人は、もともと、やる気元気いらいらがあふれているタイプになるので、陽性の強い食べ物を食べることで、より一層強調されるということとなります。陰タイプの人が食べると体力の底上げをしてくれて丁度良くなるんですね。
人では、こんな観点から、肉を食べると攻撃性が増す!と思われていると思います。
では、犬はどうかというと
オオカミが祖先だから肉が多い方がいいという意見があります。しかし、最近の遺伝子検査の結果から、オオカミとは異なる遺伝情報を持つことがわかり、雑食が可能なことが判明しています。
では、タンパク質の多い食事を与えると性格はどうなるのかというと、攻撃性や多動性のある犬に30~32%のたんぱく食を与えると変わらないが、17~25%に落とすと改善されるという事例があるそうです。(J Am Vet Med Assoc)。
タンパク質の中の何がやる気を駆り立てるのかはわかりませんが、お家のわんちゃんで手がかかっている子には、高蛋白質フードを与えない方がいいかもしれませんね。
しかし、猫さんについての情報はないので、同じように考えないでくださいね。
猫は肉を主体にしていて、タンパク質や脂質からエネルギー変換ができるようになっています。逆に炭水化物が多い食事は慢性疾患を抱える原因になります。性格の変化はわかりませんが、タンパク質が大切な動物です。
肉についても
色々な側面から見てみると面白いですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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