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今日も元気にいただきます
こんにちは あーちゃんの手 管理栄養士の 酒本です
2回目は どのようなものを選んで食べたら良いのかな ということを一緒に考えていきましょう。
それぞれのご家庭で生活スタイルや 食 で大切にされていることが違うため あーちゃんの手の ご家庭に訪問させていただく という強みを生かして ご家庭にあった方法を 一緒に 考えてきました。
離乳食や 幼児食 ・ 大人の食事と 分けて考えましょう という風にはお伝えしていません
年齢や生活スタイルで食事の形態や よく取り入れた方が良いもの 控えめにした方が良いもの 気をつけた方が良いものはあります。
同じご飯を食べて そして家族になっていく。
赤ちゃんが自分の身体に宿ったとき。
離乳食を始めるとき。
体調が優れない時 身体に変化が現れたとき。
食のことを考えるタイミングがやってきます。
お子さんのことを考えすぎて ご自分の食事がおろそかになったり 、体調を崩されているお母さんもいらっしゃいます。
私が訪問で伺わせていただいて 食生活や体にすぐに変化が現れるというわけではありません 。そのご家庭の今の困りごとと関心事をお伺いして、どのような形が生活に浸透するかなと一緒に考えます。
ずっと一緒にいて悩んで考えてご飯を作らせていただくことは残念ながらできません。 ですから お母さんと一緒にこれならできそう 頑張れそう を探していきます。 食事で困っている私に来てほしいと言ってくださる方に、 その思いに真剣に答えたいと思っています。 何回もお伺いさせていただくと より 互いの信頼関係や思いも深まります 。
そして大切な人になってゆきます。
子供達のつよい身体(土台)づくり やご家庭の財産となってくれたらこんな嬉しいことはありません。
ではそろそろ、 どのようなものをどんな風に食べたら良いかについて 離乳時期の米に焦点を当てて考えてみましょう。
日本人が昔から口にしてきた お米 。日本人の私たちの体になじむ 食べ物です。 ですから 離乳食の始まりはお米なのです 。白米を生米からゆっくりゆっくり丁寧に 炊き上げます。 美味しいお水を含んだお米がトロトロと粘りを出し、 食べやすく 身体にすーっと浸透していきます。
米は玄米だけでもいいのでは というほど 栄養素はバランスよく含まれています。
食の考え方や環境も人も様々に変化します。 そこに ぶれない体があれば、何にだって立ち向かい 何だってできる気がしませんか。
大人も体調が優れない時は胃腸に優しいお粥や 野菜などを細かくすると体にスーッと入っていきます。
お気づきでしょうか 。
離乳食も同じですね。
赤ちゃんは胃腸がまだ未熟です 。おかゆ や 野菜が細かい方が吸収されやすいのです。 ただもう一つ 離乳食は大切な役割もありますね。 それは食べ方を食べるということを学ぶ時なのです。 自分でしっかり 口を動かして 唾液を出して飲み込む。 これは年齢が上がったからと言って当たり前に上手になるわけではなく、 練習が必要です 。
そして こうやって自分で口に入れるのか。
こうやって噛むのか。舌をを動かすのか。 これは危ないな 、、、吐き出そう 。なんていう風に学んでいくのです。 危機管理能力を育てる時です。 一緒に食べている人のことも しっかり見ていますよ。
白米のお粥はドロドロで食べやすくなっていますが 噛む練習には少し力不足です。 また白米は副菜を補うことで バランスが取れます。
しっかり噛むことができるようになると私たちの体に 元気の源として蓄えられます。 しっかり噛む練習をするために、その子に合わせた 硬さにして食べる・ 噛むことを自分で学んでもらいましょう。
側で一緒に成長を見守る 大人にしか わからない変化や 気づきがあります。 その子 その子で大丈夫です。 その子の力を信じ 挑戦させてあげる 離乳食の素晴らしさはそこにあります。
6ヶ月ぐらいからは 発達の様子(お座りができる、首がすわるなど)や意欲などを伺って おかゆ ではなく 大人と同じ水加減のご飯でもいいですよと お伝え はしています。
大人のように 初めから食べれなくて当たり前です。
口に上手に入れれなくて当たり前です 。
少しずつ上手になっていきます 。
そして自らの自信に、身体づくりへとつながってゆきます。
ある小学生の女の子がこんな質問をしてくれました。
“ 大豆には賞味期限があるよね 。じゃあどうして大豆で作った味噌は大豆の賞味期限が過ぎても食べれるの?”
そうなのです。 私たちがどのようなものを選んで食べたら健康に過ごしていけるのか。 こたえが この質問に ぎゅっと詰まっています。
“大豆は麹菌と塩で発酵し、味噌になるね。 麹と塩で大豆を長生き (賞味期限が過ぎても食べれるように)させてくれているね。
昔の人もきっとそんな風に考えたんだろうね 大豆を長く 食べれるようにするにはどうしたらいいか 。味噌が身体にいい っていうのはそんな理由からだね。”
その子は目をキラキラさせながら 、“昔の人ってすごいね”
と聞いてくれました。 生命力のある食べ物をいただく。そんな 視点で考えてみるとどんなものを食べたら良いか、 少し簡単になった気がしませんか。
私事ですが あーちゃんの手から少し離れることになりました 。一緒にお子さんの成長を見守らせていただいた皆様に心より感謝申し上げます。 ありがとうございます。
訪問というカタチではありませんが 、またお困りごとがあった際に相談できる場所をつくりたいと考えております。
準備ができましたら 、あーちゃんの手より またご連絡させてくださいね 。
その際はどうぞご気軽にご連絡ください。
それでは 今日も元気にいただきます をして笑顔でご飯を食べましょう。