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きみって 料理アドベンチャー 第3回 味噌汁そうめん
おはようございます。今日もメルマガをお読みくださりありがとうございます。
毎週金曜日はきみって 料理アドベンチャーと題して私の料理がどのように成長してきたか、など料理に関するお話をさせて頂いております。
第3回は私の若いころのお話をします。
若くして結婚した私たち。主人はブラック企業勤めで給料は安いし、残業続きで帰宅できない日が続く生活。赤ん坊を抱えた私は働くこともできずに赤貧洗うがごとく、でした。
そんな主人も日曜日は家に帰してもらえたので、歩き始めた長男を連れて公園に遊びにいったりしてました。お金がないので行先は公園か山の中のダム見学とかシュールなところばかりいっていました。お昼はおにぎり持参。のりは高価だし長男の喉につまるのでふりかけおにぎりばかりでした。遊び疲れて遅くなっても、巷の家族のように外食はできません。どんなに疲れて帰宅しても夕飯は自宅で作って食べました。冷蔵庫には味噌しかないときも。そんな時は味噌の出し汁を作ってそうめんをいれてひと煮たち。味噌汁そうめんの完成です。
ネギもない、味噌汁にそうめんをいれただけの料理がとても美味しかったです。
まだ言葉が話せない長男に
「美味しいね~。みんなで食べるともっと美味しいね~」
と話しかけて食べていました。
この味噌汁そうめんは家族のソウルフードになり、しんどい時にはこれを作って乗り越えてきました。
生活に慣れて少しゆとりができるまで、4年間ほど1度も外食しませんでした。
貧しかったけれどこの期間の経験が私の力を作ってくれたんだな、と感謝しています。
本日の最後までお読み頂きありがとうございました。
来週の月曜日をお楽しみに。