mail magazine backnumber
メールマガジン バックナンバー
懐の深い受け皿
皆様 お元気ですか 元校長で
社会福祉士のノブちゃんです。
「懐の深い受け皿」とは何の
ことでしょう?この言葉は2
月23日午後1時半から稲荷
川下流にある石橋記念館で
あった「上町學舎2025持続
可能なコミュニティ」という
テーマで開かれた研修会で講
師の先生から出た言葉です。
この会は,上町タウンマネジ
メントと言う団体が主催し,
「上町學舎」という名前で年
数回研修会を開催しています。
今回は,先ほどの大学の先生
による「これからのコミュニ
ティ改革」~コミュニティ課
題解決への道~というテーマ
で基調講演,次に3名のパネ
ラーによるパネルディスカッ
ション,そしてワークショッ
プと言う流れでありました。
20名ほどの参加者があり,中
には高校1年生もいました。
5~6人ずつのグループに分
かれてのワークショップの中
で,講演で言われた「懐の深
い受け皿」が私たちのグルー
プで話題になり,先生に聞く
と「それは町内会です。」と
言われ,町内会は乳幼児から
高齢者までいろいろな人がお
り,様々な経験者も住んでい
ます。これらの人たちに,で
きる範囲で,できることを無
理なく担当してもらうことが
できないか。例えば会社でパ
ソコンゲームをしようとする
とその目的からして,ゲーム
は会社ではできません。しか
し,町内会ではゲームをしよ
うとすると,好きな人が集
まって大会をしようと企てる
ことはできる。このように町
内会は,いろいろなことを受
け入れることのできる大きな
器を持つ組織体ではないか。
新しい視点で町内会を見ては
どうかという提案のようでし
た。
町内会は,共助システムと
しての意義はありますが,様
々なことを受け入れる器,つ
まり,「懐の深い受け皿」と
なることで,町内会の課題で
ある,加入率の低下と担い手
不足は解消されそうか気がし
ます。