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不安・悩み・イライラ…心が安定しないときは「肝」が弱ってる‼︎?

はいたい🌺

沖縄セラピストスクールFLOWの松本麗美です✨
いつもメルマガを読んでくださって、ありがとうございます🙏✨

本日は、「肝」について語らせていただきます🤭

「肝臓」と「肝」の違い👉臓器そのものを現しているのか、臓器とその働き、機能を現しているのか、という違いです。
中医学で、臓腑について語るときは、臓腑そのものと《臓腑の働き》《臓腑の役割》《臓腑が心身に与える影響》などの意味合いも含めてお伝えさせていただいております☺️
なので、中医学では「肝臓」ではなく「肝」という表現になっています✨


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📍「肝」の具体的な働きは「4つ」ある
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①「肝」は🩸「血」を蔵す👉「血虚」体質のうち、「肉体的な血虚=肝血虚」と密接な関係があります
どうゆう意味かとお伝えすると👇
🟢人体における血液の貯蔵・血液量の調整
などの働きがあることを現しています🤓

「肝」が健康であれば、「血」は十分蓄えられ、身体にとって必要な血液の量を安定して確保することができる。ということ!
「血=栄養」ですので、「肝」が健康だと、血色も良く、肌艶も良く、肉体的にも栄養満点で活発に行動することができるということ。
さらに、心の栄養も十分満たされますので、精神的にも安定することができるということです。


②「肝」は♻️「疏泄」を主る
📌「肝」の働きで【最も重要】な働きです。「肝」を語るうえで是非覚えていただきたいです!
📌ここでいう「疏泄(そせつ)」とは👉自律神経のことです🫡

では、「肝」は「疏泄」を主るとは…
🟢情緒を安定させ精神状態を快適に保つ
🟢全身の各機能が円滑に行われるよう調節する
ということ‼︎

簡単に説明すると、「肝」が健康であれば【精神状態が安定】し、【各臓腑の働きがスムーズにおこなえる】ということです。

2024/12/21のメルマガ《ストレスを感じると「頭痛」がする人の体質は‼︎?》でご説明させていただいた「気滞」体質は
「肝」の「疏泄」が失調(しっちょう=調和がとれなくなること)して起こる体質です🤓


③「肝」は💪「筋」を主る
「肝」は全身にとって必要な栄養である「血」を蓄えて量を調整しているため、「肝」が健康であるということは【筋肉を含めた全身の健康状態が良い】ということになります。
「健康的な人は体力がある」というイメージありませんか?
体力とは、いわゆる「筋力」なので、そうゆう見方をしていただけたら「肝」は「筋」を主る、という意味がなんとなく理解できるかな?と思います☺️


④「肝」は「目👀」に「開竅(かいきょう)」する・「肝」の華は「爪💅」にある
開竅(かいきょう)とは👉「詰まった穴の通りを良くする」という意味があります。難しい言葉ですが「竅=穴」という意味ですので「穴が開く」という考え方でOKです!
《臓腑の機能が体表の孔(あな)に現れる》

「肝」は「目👀」に「開竅(かいきょう)」する=「肝」の状態は「目」に現れる、ということ☺️
なので、「目」の状態を見て「肝」の状態を見ることができます。
例えば…
🟢「肝」の働きが高ぶりすぎる👉目が充血する
🟢「肝」の蔵する「血」が不足する👉ドライアイや眼精疲労が起こる
という感じで、「目」の状態から「肝」のストレス度を理解して労ってあげることができます。

「肝」がストレスを感じている様子なら《暴飲暴食を控える》《飲酒を控える》《カロリーが高い食事や香辛料などを控える》《添加物を控える》などの食事の改善を行ったり、イライラしないような生活環境を整えるためにリラックスする時間を設けるなど、ご自分に合った方法を試すと良いです☺️

「肝」の華は「爪💅」にある=「肝」の状態が「爪」に現れる、ということ☺️
「肝」は「血」を貯蔵する器官であり、「気」や「血」をコントロールする働きがあります。
「肝」の「血」が充実していれば、「爪」も艶がありピンク色をしておりますが、「肝血不足」だと「爪」の色は悪くなり、もろく、変形します。
現代医学でも「爪」の色や状態は血液の状態に深く関わっています。「爪」の下部には毛細血管が多く存在するため、栄養不足やストレスにより肝臓が弱ると、血液にも影響し爪に現れると考えられています。

【補足】
「髪は血の余(よ)なり」という言葉もあります。
「血」を全身の各臓腑・各器官に送り届け、その余った「血」が「髪」に到達し栄養を与える、という意味です☺️
なので、髪に艶がある人は「血」が十分満ち足りていて、「肝」の働きもスムーズである、と考えられます。


【もっと補足】
「肝」は五行説だと「木」にあたります。「木」が健やかに育つには「水」が必要です。「水=腎」なので、「腎」の「水」がないと「肝」の「疏泄」はできなくなる、ということになります。
自律神経失調症で加味逍遙散(かみしょうようさん)を用いるときには、腎陰(水)を補う六味丸(ろくみがん)が必要不可欠です☺️
漢方を飲まれている方は、参考にしてみてくださいね☺️

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いかがでしたでしょうか?☺️
「肝」の機能、働き、伝わりましたでしょうか??

難しい言葉も出てきましたが、漢字の意味を理解すると案外簡単に腑に落とすことができます☺️
あまり難しく考えすぎず、ご自分のお身体と照らし合わせて理解していくと頭の中に入りやすいですよ☺️

さて、本日はここまでです✨

次回は「心」について語らせていただきます。
不安・安静時の動悸・夢を良く見るなどの症状がある方は、ぜひ次回の「心」の働き、読んでみてくださいね☺️

本日も、最後までご覧いただきありがとうございました🙏✨

皆様のお役に立てますこと、嬉しく思います✨

ではまた次回、お会いましょう👋

感謝と愛を込めて
沖縄セラピストスクールFLOW
松本麗美

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