Lupinus Salon -ルピナスサロン-のSakiです。
このメルマガでは整体師としての経験もあり、現役の精神科訪問看護師の私が、乳がんの治療をする中での気づきや、人生を楽しむコツ、自分の望みを叶えるときに大切なこと、そして心のあり方について配信していきます。


病気の治療だけでなく、お一人お一人がご自身の人生を楽しむために。
そしてあなたらしさを120％謳歌するために。
この発信が一人でも多くの方のお役に立ちますように。


昨日は番外編を配信させていただきました！！
月曜日の可燃ごみの回収に向けて４５リットルのゴミ袋に色々入れました。
床面積を広げるために、使ってないもの、ときめかないものをわっさわっさと入れていきました。
月末に番外編で報告しますね＾＾
月末待てずに配信する可能性もありますwww
今日から何か始めた方は一緒に続けていきましょう♪


第三回目は「目標をもつ、期限を決める」についてです。


たくさん泣いて泣いて絶望して腹を括って治療をすると主治医に宣言した私。
・・・なのですが、私は一度治療計画を白紙にしたんです。


一度やると決めて覚悟をしたはずだったけど
抗がん剤が本当に本当に嫌だった。


乳房を切除して放射線治療をして、経口薬でなんとかなりませんかって言いました。
それくらい抗がん剤が本当に嫌だった。
本当に嫌だった！！！

なんで嫌だったか？
嫌な理由ははっきりしていた。
①髪の毛が抜けること
②卵巣にダメージを与える為、生理が止まること。治療後に生理が復活しても妊娠できるかどうかはわからないこと。
③治療の終わりが見えないこと


この３つ。
そんな理由で抗がん剤を嫌がってたのかと言われたこともある。
誰かにとってはそんな理由。
でも私にとっては譲れない理由だった。
治療を可能な限り早く始めたいって思わなかったの？って聞かれたこともある。
全く思わなかった〜！！！
生きることを諦めているのか？って聞かれたこともある。
全く諦めてない。生きる気満々だよ！！！


①に関して。
私は髪の毛にコンプレックスを持っていました。
結構な癖っ毛で縮毛矯正やストレートパーマ、トリートメントなど、いっぱいやってきました。
お金かけました！可愛いは作れるっていうように、艶々サラサラの髪の毛を作っていた。
それが全部抜けて無くなるって？
今まで自分が大事に大事にしてきたものが失われるのかあ・・・っていう喪失感。
髪の毛で隠してた部分が全て曝け出される感じもあって、悲しかったなあ。


②に関して。
その当時、結婚はしてないし、結婚の予定もないし妊娠の予定もなかったんですけどね。
この人好きだ〜って思える人に出会えて、結婚を意識はしてたんですよね。
子供は産みたい。結婚はできなくても、子供産みたいって思ってた。
母になるイメージしてたんですよねえ。
告知された時、３６歳になったところ。
高齢出産のゾーンに入ってた私。
夢が遠のく、もしくは消滅する・・・
すごい強烈な絶望感。

③に関して。
主治医に治療期間はどれくらいか聞いた時に
「抗がん剤、手術、放射線、術後の点滴、その後の検査で2年くらい。その後も経過見てくと追加で１〜２年」
全部合わせて約４年？！！！！
全部終わった頃私、４０歳なんだけど？？？？
長い。長すぎる。私の残りの３０代の人生、治療で終わるん？？？

誰になんと言われようと思われようと知らん！精神になっていた私は主治医を始め色んな人に
「長い、長すぎる！！！耐えれんて」と文句ばかり言ってました（今となっては本当に恥ずかしい。。。申し訳ない）

嫌だ嫌だと拒否して、治療計画を白紙に戻し、一旦主治医から逃亡した私。
３週間逃亡。セカンドオピニオンに行ってきますと理由をつけて逃亡。
自由に好きにさせてくれた主治医には感謝しかない。。。


３週間逃亡している間、気持ちが楽になり、元気になっていった私。
「元気に、そして綺麗になっていくから、病気は夢だったのかなって一瞬錯覚した。でも夢のはずはないから、治療はどうなったの？って聞きたかったけど、聞けなかった」
って上司に言われました。
めちゃくちゃ気を遣わせてしまった。


逃亡中、現実を見ないで逃げているだけなので、状況が変わるはずもなく（そりゃそうだ）
左乳房が日に日に大きくなっていく。
左を向いて寝ると、すぐに左手が痺れてくる。
仰向けで寝た時に感じる腫瘍の大きさ、硬さ。
体を洗っているときに脇の下を触ると感じるリンパ節のコリコリ。

逃げてるだけでは何も変わらない。何も始まらない。

現実を見据える日がやってきた。
②の理由が大きかった。
可能性が少しでもあるうちに治療を始めよう。

治療を早く終えることができれば、その分体の回復も早く始められる。


治療は最短で終わらせる。滞りなく予定通り進ませる。
体の機能を回復させ、夢を叶える。
出産する。

抗がん剤をやりたくなかった理由が、抗がん剤をやる理由に変わった。


『目標を持つ、そして期限を決める。』
治療を最短で終わらせる。
そして体の機能を回復させる。
３８歳の誕生日が来るまでの約二年間の間に治療を完了する。
そう決めました。


治療は滞りなく進んだ。
抗がん剤の予定も延期になることなく、コンスタントに進んだ。
これは奇跡。私の体が私の期待に応えてくれた。
順調すぎて手術は1ヶ月以上早まった。
術後の病理検査の結果も完全奏功、がん細胞消滅。
血液データも異常なく治療が進み、1年と2ヶ月で治療完了。
体の機能も回復中。

『目標を決める。そしてその目標の期限を決めること』
目標を定め、そこに向かってただただ進む。
この時培ったものは、今の私に生かされている。



続く

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毎週日曜日のAM9:00に配信中
次回は1２月８日です☆
今日も最高最幸の1日になりますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪