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メールマガジン バックナンバー
12月1日(No.46)「本を読む」
こんにちは。未来の選択肢を増やすお手伝い ownlife 中尾えがおです。
このメルマガでは、皆さんに”人生の主役は自分自身である”ことを実践していただくためのヒントをお送りしております。
先月のメルマガでは「未来の自分を妄想する」ということをお伝えしました。11月は、「何の役割もない自分」は「本当は何がしたい?」と考えて未来の自分を妄想できたでしょうか?
12月のテーマは「本を読む」です。
ちょっと過去のテーマとは違う感じがしますね。でもぜひ今年の年末年始、少しまとまった時間がある方は本を読んでいただきたいと思っています。
先日、友人夫婦とその娘(17歳)と夕食を共にしました。友人夫婦とはお互いが10代の頃からの付き合いで、子どもたちが生まれてからも仲良くしてもらっています。友人の子どもたちも私たち夫婦と仲良くしてくれていて、私たちにとっては、親戚の子どものような存在です。
その子どもの一人17歳のYちゃん。高校2年生となって、自分の進路について悩んでいるところでした。
「今は進学するよりも早く働きたい」
でも、「働きたいと思っているところのお給料がとても安くて一人暮らしは難しい」
「他にどんな仕事がしたいのかよくわからない」
いろんな話を聞きながら、また私も時々アドバイスをさせてもらいながら良い時間を過ごしました。
そんなYちゃんにしたアドバイスの一つが「本を読む」です。
私たちが持つ悩みのうち、そのほとんどは、過去に誰かが持っていた悩みとそう変わりありません。
例えば、Yちゃんのような高校2年生が持っている「進学か就職か」という悩みは、きっとこのメルマガを読んでくださっている皆さんも経験をしていると思います。
大人になってからの悩みも一緒です。例えば、私はフリーランスとして「自分に最適な働き方や働く時間」ということと「収入のバランス」ということに悩んでいますが、それは私より先に独立をしてやっている人たちのほとんどが通ってきた悩みです。
そう考えると自分が抱えている悩みは、すでに誰かが悩んできたことで、すでにそこにはそれぞれの答えがあります。そして、ありがたいことに本として世に出ていることも多いのです。その本を通して、私たちは自分が持つ悩みの解決のヒントを得ることができます。
「本屋に行けば答えがある」と言われますが、本当にその通りだと思うのです。
そしてもうひとつ。
自分のありたい姿に悩む時に、「自分を深く見つめ直して考えよう」とする人がいますが、それでは答えは出てきません。自分の中には答えはないのです。自分の外にあるさまざまな生き方や姿を取り入れて、どの生き方が素敵だと思うのか、どの生き方は嫌だと思うのか、そんなことを考えながら自分なりの答えを考えるしかありません。
どれだけ空っぽの中身を見つめても答えは空っぽです。突然、湧き出てくることはありません。自分の外側にあるたくさんの生き方を見るからこそ、自分としてどのような人になりたいかが見えてきます。そしてそんな風に、様々な人の生き方は、本を通して学ぶことができます。
社会人になって本を読むことは少なくなったなぁと思っている方はぜひこの年末年始の時間を使って、本屋さんや近くの図書館に行ってみてください。本屋さんをウロウロしながら気になるタイトルの本を手にとってみてください。その本は全部読まなくても良いです。気になるページだけ読んで、途中で終わっても構いません。つまらないと思ったらやめて、次の本を探してみましょう。
年末年始だけではなく、来年も引き続き「本を読む」を実践してくださいね。読書は豊かな他者との出会いの場です。ビジネス書でも小説でも、なんでも良いのです。読書を通して出会う「本の中の人」との対話を通して豊かな人生を歩んでいただきたいと願っています。
2024年もいよいよ終わりに近づきました。最後までしっかりとやり切って新しい年を迎えていきましょうね。気持ちも生活も慌ただしくなりますがどうぞ余裕を持った1ヶ月をお過ごしください。