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古代から今へ – ハロウィンと日本の自然崇拝の共鳴 –
こんにちは。
今日はハロウィンですね!日本でもハロウィンは年々盛り上がり、
今年の経済効果はバレンタインデーの1,100億円(2023年)を越えたそうです。
仮装イベントやハロウィン用の飾り付け、かぼちゃモチーフのアイテムが売り出し、
日本独自の文化としても定着しつつあるのを感じます。
ハロウィンのルーツは、古代ケルトの収穫祭「サウィン祭」にあります。
古代ケルトの暦で、10月31日は年の終わりと新しい年の始まりの境目であり、
霊的な力が強まる日でした。
サウィン祭は秋の収穫に感謝し、死者を敬う行事として行われていて
後にキリスト教と融合して、現代のハロウィンが生まれました。
日本にも秋祭りやお盆のように、季節の変わり目や収穫の時期に祖先の魂を敬う風習があります。
特に、お盆は死者の魂を迎え入れ、感謝を捧げる行事であり、ハロウィンと共鳴する要素があります。
また、ハロウィンの背景には、自然のすべてに神が宿ると考えられていた古代ケルトの多神教がありました。
山や木、川、月など、自然界のあらゆる存在に霊的な力が宿ると信じられ、
私たち自然への感謝を行事として表現してきました。
この点でもハロウィンのルーツも日本文化と共鳴する部分があります。
日本でも、渋谷や新宿などでハロウィンを楽しむ人々が集まり、
大規模な仮装パレードが行われていますが、
残念ながら、今年は渋谷区と新宿区の両区から「ハロウィン目的で街に来ないでほしい」という呼びかけがありました。
全国ニュースになるようなトラブルが増えて、
今年は渋谷や新宿の両区で繁華街での路上飲酒を禁止するなどの対策が出てきています。
一方、日本の神道に基づく伝統行事は、地域文化や神社との深いつながりをにし、
自然への感謝や大切神への祈りを重視しています。
神道儀礼は精神的な側面を大切に守り続けています。が、神輿などの担ぎ手が減少して苦戦しています。
若者にとって魅力的なハロウィンイベント。
日本の伝統文化とハロウィンとの融合を行っていくことで、
次世代にも日本文化や神道さらに、若者の視点やアイデアを取り入れることで、
伝統文化と感性が融合し、クリエイティブなイベントが生まれるかもしれませんね...
さて、明日からは11月。
茶道世界では11月は「お正月」とされ、
新年を迎える気持ちで特別なお菓子が使われます。
鳳月堂でも、無病息災を願う縁起の者「亥の子餅」 』を
11月5日より販売いたしますので、ぜひご期待ください。