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メールマガジン バックナンバー
名付けの優先順位は、形而上(ケイジジョウ)の部分からなのです。
分かりやすく言いますが、
形而下(ケイジカ)は有形の存在の事を言います。
その反面、
形而上とは無形の(目に見えない)存在の根本原理を言います。
現象の背後に在るものの真の本質です。
例えば・・・
目に見えない無形のものと言えば…
心とか空気とか意識・意志「想念」がそれですね。
私がいつも伝えているように、
人は生かされています。
自分の力だけでは生きていません。
“ 心臓 ” の鼓動を考えてみれば分かる筈です。
自力で動かしている訳ではありません。
人間自体、人生の営みは自力半分、他力(他の見えない力)半分で
成り立っています。
しかも、優先順位で言ってますように物事は見えない存在から徐々に
形成作られていくのです。
“ 親 ” という字を改めて見直してみてください。
この字は、
“ 立 ” っている “ 木 ” を、 “ 見 ” よ。
と、書かれています。
そうですね。
立っている木は、地面の下に根っこがあって、
そこから茎、そして枝葉が伸びています。
根っこは地面の下なので見えない部分です。
いわゆる形而上の(目に見えない)部分を表現しています。
そして枝や葉の部分には花や実が付いたりします。
これは目に見える部分ですから形而下の存在になる訳です。
祖先・親・子孫という流れで考えると・・・
地面の下に伸びている根っこが、『祖先』。
茎部分が、『親』と捉える事ができます。
枝葉も然りですが花とか実が、
『子』や『孫』にあたります。
葉が枯れたり、花や実に支障が生じるというのは・・・
目に見えない部分(根)が弱っている、と言えます。
根っこの部分がシッカリしていれば、
その木は枯れる事なく、毎年若葉が茂り、花や実がタワワに
なるのです。
何事においても、名付け・命名においてもそれは例外ではなく、
まず優先すべきなのは、形而上(目に見えない部分)なのです。
形而下の部分は、その次ということです。
命名において形而上の部分は、想念、言霊、音韻等がそれです。
形而下の代表的な部分は、画数ですね。
形而上の部分がシッカリした命名は、その人の人生において
大きな力となります。
形而下の部分も次に大切ですから、
形而上、形而下が共に歩調を揃えて進んでいく。
その大切な部分の優先順位を忘れるずに人事を尽くす事が、
物心両面の豊さに繋がっていくことになるのです。
命名の匠では、この事を最重要視して命名に取り組んでいます。