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食が危ない!「添加物大国」日本 〜食品表示編⑤〜【東洋医学の智恵袋 vol.108】
こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。
さて、外国産の小麦には
「グリホサート系除草剤」や
「ポストハーベスト」などの
農薬の残留リスクが非常に高く、
気にされている方も多いと思います。
前回は、グリホサート系除草剤について
お話ししました。
今回は、
「ポストハーベスト農薬」に関するお話です。
【vol.94】でもお話ししましたが、
ポストとは「後」、
ハーベストは「収穫」
という意味ですから
「収穫後に使われる農薬」と
いうことになります。
そして、それは毒性が強いため、
日本では使用が禁止されています。
万が一、国産の農作物から
このポストハーベストと
同じ成分が検出された場合、
日本の農家は収穫前のものを含めた
全ての農産物を廃棄し、
出荷停止の処分が下されることになります。
つまり、
毒性があるので国産の農産物への使用は
禁止されているのです。
しかし、外国産の農産物には
「添加物」として使用が許可されています。
何かおかしくないでしょうか…。
◆なぜ危険?ポストハーベスト農薬
「国が認めてるんだから
大丈夫なんじゃないの?」
こんな風に思う方も
いらっしゃるでしょう。
このポストハーベスト農薬の
危険性に関しては
確かに賛成と反対
両方の意見があります。
しかし、だからこそ
しっかりと事実を知った上で、
選択することが大切だと思うのです。
現在、次の5つの理由で、
ポストハーベスト農薬は
問題視されています。
①通常、畑で使われる農薬の
100倍〜数100倍の濃度の農薬が使われている
②表面に付着するだけでなく、
皮の中にまで浸透する危険性がある
③発ガン性などが疑われるものが存在する
④ポストハーベスト農薬によるアレルギー反応で、
輸入農産物の大半を食べられない人がいる
⑤畑にある間に使われた農薬は、
蒸発したり日光で分解され減少するが、
ポストハーベストは噴霧して保存するだけなので
高濃度のまま残留する
◆アメリカのポストハーベスト農薬
アメリカでは、小麦を収穫する前に
グリホサート系除草剤(プレハーベスト)を
散布し枯らして収穫し、サイロに詰めます。
前回もお話ししましたが、
収穫前の畑に実っている小麦に
除草剤を散布して全て枯らしてしまうことで、
収穫を2週間ほど早めることができるのです。
そして、収穫してサイロの詰めた後で
さらに別の農薬(ポストハーベスト農薬)を
大量に噴霧します。
日本から研修に行った農家の人が
それを見て驚き「危険ではないのか」と
尋ねたところ
「これは私たちが食べるのではなく
輸出用だから関係ない」と
答えたのだそうです。
実際、アメリカ国内で流通する小麦には
ポストハーベスト農薬は使用していません。
また、
アメリカ国内では使用が禁止されている
「臭化メチル」という農薬が
日本へ輸出する農作物に盛んに使われており、
検出もされています。
一方で、日本の国産の小麦には、
グリホサートもポストハーベストも
使用されていませんから、
検出もされていません。
やはり、ここまで知ると
いくら国が安全性を認めていても、
国産の小麦を選択したくなりますよね。
ただし、初めてパンを作る方や、
ポストハーベストやグリホサートが
あまり気にならない方は、
「小麦粉(国内製造)」と表示されている
輸入小麦の方が良いようです。
外国産の小麦粉の方が
製パン性は高いと言われています。
大切なのは、
正しい知識を身につけたうえで
選択をすることです。
「よく分からないけど、
国が安全って言っているから
大丈夫なんじゃない?」
これは、やめましょう。
誠真堂鍼灸院
東 洋史
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