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食が危ない!「添加物大国」日本 〜食品表示編③〜【東洋医学の智恵袋 vol.106】

こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。

今回は、食品表示編の3回目です。

さて、皆さん
食品の原材料を確認するときに
「国内製造」という表示を見かけませんか?

原材料が国産の食品を買いたいと思って
表示を確認したときに
「国内製造」と記載してあったら、
「???」と思いますよね。

今日は、そんなお話をしてみようと思います。


◆「国産」と「国内製造」の違い

今回は、小麦を例にとって
「国産」と「国内製造」の違いを
ご説明いたします。

まず、原材料表示に
「小麦粉(国産)」と記載してある場合は
日本で作られた「国産小麦」を
使用しているということです。

農薬などを気にする方は、
パンなどを買うときは
できるだけ国産小麦のパンを
買いたいと思っているはずです。

一方、
「小麦粉(国内製造)」と記載がある場合は
「日本国内で製粉された小麦粉」を
使っているということです。

実は、小麦粉は
「小麦を製粉加工した加工品」です。

そのため、食品表示としては
小麦の原産地ではなく
「小麦粉が製造された場所」を記載する、
という決まりになっているのです。

したがって、「小麦粉(国内製造)」は、
小麦から製粉して小麦粉にしたのが国内、
という意味になります。

ということは、
小麦粉の原料となる小麦の産地は、
ほぼ外国産と考えて良いでしょう。

国産小麦を使っているのなら、
「小麦粉(国産)」と表示するでしょうから。

この食品の原料の原産地表示は、
2022年4月に完全実施されました。

すべての国産加工食品が対象で、
「原料」とは一次原料、
すなわち農畜産物を指しています。

したがって、
パンの場合は、本来であれば
小麦の原産地が表示されるべきです。

しかし、
中間加工原料が主原料である場合は、
その製造地を表示すればよいことに
なってしまいました…。

要するに、パンの主原料は小麦ではなく
中間加工原料である「製粉加工した小麦粉」なので
小麦粉の製造地を表示すれば良いのです。

それが「小麦粉(国内製造)」という
表示の意味です。

このような表示では、
私たち消費者が本当に知りたい
小麦の「原産地」がわかりません。

消費者の「選択の自由」が
奪われてしまっているのが現状なのです。

これが、
私たちにどのような影響を与えているのか、
次回詳しくお話いたします。

その4に続きます。


誠真堂鍼灸院
東 洋史

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