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会いたかった彼、行きたかった大川小学校へ
私が尊敬する、高校女子サッカーで
「なでしこの父」と呼ばれる阿部監督の
仙台市、常磐木学園高校で部活の生徒さんに
午後は、東仙台中学校、全校生徒さんに
命の授業です
前日、車で宮城県入りをして
石巻市で、どうしても再会したかった彼と
行きたかった場所へ
2011年5月、東日本大震災のボランティアで
電気屋さんだった、彼の家の片付けで出会い
当時は小学2年生、8歳
高校生の時、学校に行けなくなり
長野県佐久市で農家をするスキースクールの
校長先生にお願いをして
昼間は農業、夜は高校へ通い
2年目からは長野で1人暮らし
2023年1月に佐久で会い
この3月に石巻に戻り、お父さんの仕事の手伝いを始めました
1年半ぶりの再会
カッコ良く、たくましくなっていて
「親元を離して、良かったです」とお父さん
困った子ではなく、困っている子
本人の立場に変わると、サポートも変わり
やはり誰もが伸びる力を持っています
そして行きたかった場所は
津波で多くの児童、先生が亡くなった
大川小学校跡地へ、3年ぶりに
津波の時まで、日常があった場所
そして「まさか」ここまで津波がくるとは・・・
命を助けるための、たくさんの声が
聞こえてきました
みんな必死だったんです
忘れてはいけない
二度と起こしはいけない
日常を今、生きられているのに
日本でも、世界でも命が人為的に
危険にさらされている出来事が
あまりにも多すぎます・・・
私に今できることは
命の授業で伝えられることは・・・
これから出会える生徒さんたち、先生たちと
一緒に考えます
一緒に命を喜ばせます
ありがとうございます
ご冥福を祈ります