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【今月の法話】「御霊(みたま)」(2024年10月)(#21)

おはようございます🌅
宮島にある寺院で最も歴史が深い、
真言宗御室派(総本山仁和寺)の
「大本山大聖院」です。
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本日は「10月の法話」をお届けします。
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【御霊(みたま)】
 (2024年10月の法話)
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👇👇
「御霊(みたま)」



少し暑さが和らぎ、
朝晩は心地よい風が吹く頃になりました。
今年も非常に暑い日が続き、
日本各所で最高気温更新、
といった事もよく耳にしました。



また暑さだけでなく、
雨も局所的に多く降ることもあり、
線状降水帯によって水害を受けた
地域も少なくありません。



大雨による災害と申しまと、
安佐北区・安佐南区で発生した
広島豪雨災害から丁度
十年を迎える年にもなります。



日々の生活を送る中で、
我々は未来に起こりうる事など
知ることはできません。
良い事があるかもしれない、
良い出会いがあるかもしれない。



はたまた、災いに巻き込まれたり、
事故にあったり、災害にあったりなど。
ではもしあなたが急に災いに遭い
亡くなったとしましょう。



自分ではその事が分からず、
自分の中では日常を送っています。
当然、周りの人から見えることも無く、
気づかれもしません。



するとあなたはどうしますか?
気づいて欲しくてなにか行動をするのです。
結果、生きている者たちにとっては
それが祟りといったり、
○○の霊といった事を言っているわけです。



日本では古くより、
人が亡くなってすぐは荒ぶる魂、
荒御魂(あらみたま)。
子孫により供養された後は和らいだ魂、
和御魂(にぎみたま)になると言われています。



その供養されなかった御魂が荒御魂のままとなり、
我々に災いをもたらすのです。
我々はいま生きている上で子孫として、
先祖の霊を供養しなければなりません。



これは宗教的な意味もありますが、
亡くなった方を供養し、気づかせてあげる、
次の生へと送り出せるのは
身近にいた我々にしかできないのです。



私たちは日々出会いと別れ、
御縁の中で生きています。
そして、いつ始まりと終わりがある
かなど誰にも分かりません。



人間ですので時には間違えます。
喧嘩もします、少しの行き違い、
言葉の綾で他人を傷つけたり、
後から後悔したりすることもあります。



もしかするとそれが最期になる時もあります。
その過ちからくる後悔の念というのは
いつになっても忘れられないもので、
謝ろうと思い返した時に限って
手遅れになっていることがよくあります。



自分が正しいと思い張るのもいいですが、
時には立ち止まって相手の気持ちを
考えてみてはいかがでしょうか。
人間いくつになっても気付きの日々なのです。



合掌                          
(江本 康亮)



本日のまとめ
👇👇
2024年10月の法話
【御霊(みたま)】



についてお伝えしました。



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最後までお読みいただき
ありがとうございます。


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