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「笑顔咲く街づくり」の中島です。養父市のイベント情報です。
10月6日(日)「一円電車まつり」が開催されます。
養父市大屋町明延で、9時から16時まで。
明治42年(1909年)に錫鉱が発見され、
昭和62年(1987年)の閉山まで国内90%以上の錫(スズ)を産出し、
日本一の錫鉱山として栄えました。
歴史は古く鉱山のスタートは、
天平勝宝4年(752年)に開眼した奈良の東大寺大仏を鋳造するための
銅を献上したという伝承があります。
錫産出の全盛期、明延から神子畑選鉱場まで約6㎞を結んだのが明神電車です。
昭和20年になると鉱石だけではなく、人を運ぶ客車の運行が始まりました。
昭和27年に一円電車切符の発行が始まり、昭和60年までの33年間
料金一円で人々を運びました。これが一円電車です。
昭和60年11月に、明延鉱山の合理化のため、一円電車の運行は終了しました。
その後、地元の方々の努力の結果、平成22年10月に一円電車が復活しました。
現在、蓄電池機関車で客車「くろがね号」をけん引して、体験乗車をしていただいています。
この客車「くろがね号」は、明延鉱山で最後まで使われた本物の一円電車です。
「一円電車まつり」では、体験乗車のほかに、坑道見学や鉱山住宅の見学
スタンプラリー、音楽ステージ、飲食店や雑貨店の出店など
一日楽しめる企画が用意されています。
暑かった夏も過ぎ、秋の気配を感じるころとなりました。
ぜひ、養父市の歴史を体験しにお越しください。