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食が危ない!「添加物大国」日本 〜リン酸塩編⑤〜【東洋医学の智恵袋 vol.102】
こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。
今、テーマにしている「リン酸塩」、
今回で5回目になります。
リン酸塩という一つの添加物だけで、
まだまだお話しすることがある
論点の多い添加物なのです。
そして、今回は
食品メーカーによる「リン酸塩隠し」を
テーマにしてお話ししようと思います。
「リン酸塩隠し」
一体、どういうことでしょうか…。
◆添加物のブラックボックス
「リン酸塩編①」でお話ししましたが、
食品添加物としてリン酸塩が表示される場合、
以下のような表記になります。
リン酸塩(Na)・リン酸Ca・リン酸カルシウム・
調味料(アミノ酸等)・乳化剤・結着補強材・
酸味料・PH調整剤・かんすい・膨張剤
イーストフード
上記の1行目の3つは、
リン酸塩が使われていることが分かりますが
それ以外は分かりませんよね。
つまり、
リン酸塩が添加物として使われていても
それを明記する必要のない
「一括表示」が認められている
ということです。
例えば、調味料(アミノ酸等)と
一括表示できる添加物は
50種類以上あります。
そのため、私たち消費者は
自分が食べる食品に
どんな添加物が使われているのか
具体的に知ることはできないのです。
これらの表示は、
「添加物のブラックボックス」と
言われています。
そして、添加物の量を
表示する義務さえないので、
リン酸塩が使われていても
摂取量が分からないようになっています。
ウソのようなホントの話は、
添加物を語ると
次から次へと溢れ出てきます。
◆横行する原材料表示隠しの実態
食品メーカーによる「リン酸塩隠し」が
目立つようになったのは、
特にここ7~8年のことです。
私たち消費者が添加物の知識を付け、
リン酸塩に対する警戒感が
高まったことによる対策でしょう。
加工食品を大量に製造するメーカーにとって
リン酸塩は不可欠な添加物です。
そこで、一括表示として認められている
「調味料(アミノ酸等)」「乳化剤」
「結着補強材」「pH調整剤」など、
リン酸塩の名が原材料名に出てこないように
表示しているのです。
本来、リン酸塩の種類は、
リン酸二水素ナトリウム・
リン酸二水素カルシウム・
リン酸二水素アンモニウム・
ピロリン酸四カリウム・
リン酸二水素カリウムなど、
とても多いのですが、
自分が何を添加物として摂っているのか、
分からなくなっています。
こうしたことを防ぐためにも、
本来なら使用した食品添加物は
全て物質名で原材料表示を
すべきでしょう。
※一括表示に関しては
後日改めて詳述いたします。
その6に続きます。
誠真堂鍼灸院
東 洋史
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