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【今月の法話】「暑さと安らぎ」(2024年9月)(#19)
おはようございます🌅
宮島にある寺院で最も歴史が深い、
真言宗御室派(総本山仁和寺)の
「大本山大聖院」です。
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本日は「9月の法話」をお届けします。
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【暑さと安らぎ】
(2024年9月の法話)
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「暑さと安らぎ」
九月に入りましたが、
夏の暑さがまだまだ長引いております。
暑さが厳しいと、心も体も
疲れやすくなります。
日本の四季の気候が、まるで二季と
いわんばかりに気候が年々
変わっていっております。
さて、今月は春と秋と
年に二回ある「彼岸」を迎えます。
彼岸とは、彼岸(ご先祖様のいる世界)と
此岸(私たちが生きている世界)が
最も近づく日とされ、ご先祖様を
より近い距離でご供養するとともに、
自分自身も悟りの境地である彼岸へ
到達するために修行を行うという
意味合いもあります。
彼岸は合計七日ありますが、
中日は先祖に感謝し、残る六日は、
悟りの境地に達するのに必要な
六つの徳目「六波羅蜜」を
一日に一つずつ修める日とされています。
六波羅蜜と呼ばれる六つの善行。
その中でも忍辱( 忍耐) というのが
ありますが、こうも暑い日が続くと、
いくら「修行だ」とも言えど、
心身共に疲弊していたり、
自分に余裕がなかったりすると、
なかなか忍耐することは難しいものです。
時期が秋になるにつれて、
涼しさを感じるようになると、
私たちの心にも自然と安らぎが訪れます。
この彼岸の時期こそ、少し心を静め、
自分自身や周囲の人々に感謝し、
安らぎを感じることが大切です。
彼岸は、先祖を供養するだけでなく、
自分の心を見つめ直し、
日々の生活にも感謝の気持を持つ
ための期間でもあります。
例えば、朝の一杯のお茶やコーヒーを
味わい、何気ない時間を楽しむ事で、
安らぎを感じそんな小さな瞬間に感謝し、
心の平和を育むことが彼岸の精神に
通ずるものです。
また彼岸の時期は、
ご先祖様に感謝の心をもって
お参りしますとともに、
生きている私たちも少し心を休め、
自分自身や周囲に対しても
感謝の気持ちをもつことで心に安らぎを
見つけることができるでしょう。
この九月、彼岸の期間を利用して
日常生活の中で、心静かに過して
いただきたいと思います。
涼しさと共に訪れる時間を大切にし、
心豊かな日々を送ってみてはいかがでしょう。
合掌
(三松 庸裕)
本日のまとめ
👇👇
2024年9月の法話
【暑さと安らぎ】
についてお伝えしました。
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最後までお読みいただき
ありがとうございます。
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