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【今月の法話】「ご恩送り」(2024年7月)(#15)
おはようございます🌅
宮島にある寺院で最も歴史が深い、
真言宗御室派(総本山仁和寺)の
「大本山大聖院」です。
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本日は「7月の法話」をお届けします。
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【ご恩送り】
(2024年7月の法話)
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先日、幼稚園年長の娘を連れて
家族で出かける機会がありました。
運転好きの私、日頃は多少の距離でも
自家用車で出かけていますが、
今回はやや遠方ということもあり、
電車を使ってのお出かけでした。
いつもはよく歩いてくれる娘ですが、
お出かけの最中、疲れてくると
抱っこを迫ってくることもありました。
混雑した電車の中で子どもを
抱きかかえていることには
若干気が引けます。
そうしたなか、我々親子共々に
席を譲ってくださる方、
娘だけでもと席を譲ってくださる方、
また途中で席が空くと
「ここ空きましたよ」と手招いてくださる方
など、多くの方々の温かい想いに
触れながらのお出かけでした。
勿論その場で御礼の言葉は
お伝えしますが、それ以上の
お返しはできないものです。
そのような私たち家族が大変
お世話になっているご夫婦がいらっしゃいます。
血縁関係もない私たちですが、
ご自宅にお招きいただき、
食事をいただき泊めていただいたり、
近隣の名所をご案内いただいたり
と大変快くしてくださいます。
そうしたご好意を受けた時、
ついつい私は「すみません」
という言葉を口にしてしまいます。
しかし、いつもニコニコ顔の奥様は
「そのような時は、ありがとうでいいのよ」
と諭してくださいます。
ご夫婦曰く、二人には既に他界されていますが、
恩師と慕う方がいらっしゃいます。
その方には返しきれないほど
快くしていただいたそうです。
その返しきれない分を、
私たち家族を含めご縁のある人
それを「ご恩返し」ならぬ
「ご恩送り」と呼ぶのだと。
私も妻も親は健在ですが、
日頃の感謝の気持ちを伝えようと
何かをしても、物なり気持ちなりで
倍以上のものが返ってきます。
親には敵わないとつくづく思います。
気持ちで返せる分は親にもしっかり
返さないといけませんが、
返しきれない分は子どもや周りの方々に。
先の電車で席を譲ってくださった
方々にできる御礼とは、
その場での謝意は言うまでもなく、
同じように自分たちができることを
他の方々に対してすること、
「ご恩送り」をする
ことが「ご恩返しになる」
のではないかと思います。
合掌
(日高誠道)
本日のまとめ
👇👇
2024年7月の法話
【ご恩送り】
についてお伝えしました。
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最後までお読みいただき
ありがとうございます。
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