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食が危ない!「添加物大国」日本 〜酸化防止剤編②〜【東洋医学の智恵袋 vol.91】
こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。
前回は、メルマガのタイトルが
中途半端なままお送りしてしまいました。
申し訳ありませんm(_ _)m
気づいたのは配信後で、
時すでに遅し…。
前回の正しいタイトルは
食が危ない!「添加物大国」日本 〜酸化防止剤編①
です。
以後、気を付けますね。
と、いうことで
今回は「酸化防止剤編②」を
お届けいたします。
◆食品によく使われている酸化防止剤
では、まず
食品によく使われている酸化防止剤を
5つを紹介いたします。
馴染みのある名前も
いくつかあると思います。
①ビタミンC(L-アスコルビン酸)
デンプンを加水分解して得られる
ブドウ糖から作られた酸化防止剤です。
水に溶けやすく酸性で
強い還元作用があり、
変色や風味の劣化などを防止します。
水溶性であるため、
緑茶などペットボトル飲料にも
よく使われています。
原料に、遺伝子組換のジャガイモや
トウモロコシを使用していることが
問題視される場合があります。
含まれる食品例:
ペットボトルのお茶・果実加工品・
漬物・そう菜・パンなど
②トコフェロール(ビタミンE、V.E)
トコフェロールとは、
ビタミンEの成分の一種です。
ビタミンEは抗酸化ビタミンの一つで、
多くの場合トコフェロールを指します。
トウモロコシや大豆などから
抽出して作られるほか、
化学合成によって作られる
場合もあります。
脂溶性であるため、
バターやお菓子などの油脂を
含む食品に使用されています。
含まれる食品例:
油脂類・バター・お菓子・
即席麺・サプリメント
③カテキン
お茶から抽出される成分で
よく知られているカテキンは、
酸化防止剤としても使用されています。
酸化防止以外にも、
殺菌・消臭効果があり、
人体にはほとんど影響を
及ぼすことのない
安全性の高い酸化防止剤です。
ビタミンC・E、クエン酸などと
一緒に使用すると相乗効果があらわれるため
組み合わせて使われることが多いです。
含まれる食品例:
清涼飲料水・菓子・水産加工品・
食肉加工品・油脂
④ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)
ブチルヒドロキシアニソール(BHA)
化学合成により作られる
脂溶性の酸化防止剤です。
安定した酸化防止効果を発揮する反面、
発ガン性を持つことが指摘されています。
またBHTは、カップ麺の容器などに
安定剤として使われており、
容器から食材へうつる点が
懸念されています。
含まれる食品例:
油脂・バター・魚介乾製品・
魚介冷凍品・魚介塩蔵品など
⑤亜硫酸ナトリウム (亜硫酸ソーダ)
水溶性で酸化・褐色を防止するほか、
漂白効果もあります。
酸化防止や過発酵防止のため、
昔からよくワインに
使用されている添加物です。
胃の弱い人が摂取すると、
胃痛を起こす可能性があります。
食品添加物として
古くから使用されているものの、
ワインに使用されている
亜硫酸ナトリウムのガスは
喘息を引き起こすとして
問題になった成分です。
アレルギーや中枢神経麻痺等も疑われ、
動物実験では代謝障害や
催奇形性が認められています。
含まれる食品例:
ワイン・ドライフルーツ・
天然濃縮果汁など
このように、酸化防止剤の中には
天然由来の成分のものもあり、
酸化防止剤が入っているからと言って、
全てが体に悪影響を及ぼす
わけではありません。
酸化防止剤が入っているからこそ、
酸化した食品を口にすることなく、
食中毒などのリスクから守られている
とも言えるのです。
しかし、やはり過剰摂取すると
危険なものもあるため、
正しい知識を持つことは大切です。
その3に続きます。
誠真堂鍼灸院
東 洋史
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