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食が危ない!「添加物大国」日本 〜発色剤編③〜【東洋医学の智恵袋 vol.88】
こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。
今日は、少し怖いお話をします。
(いつも怖いでしょうか…)
繰り返しになりますが、
発色剤である亜硝酸ナトリウムは
食肉に含まれる「アミン」という
物質と結びついて、
「ニトロソアミン」という
発ガン性物質に変化します。
このニトロソアミンは
10種類以上あるのですが、
動物実験ではその全てにおいて
発ガン性が認められています。
その中でも特に、
N-ニトロソジメチルアミンは
発ガン性が非常に高く、
ラットのエサに
たった0.0001~0.0005%混ぜた実験でも
肝臓や腎臓にガンが発生しました。
そして、
このニトロソアミン類は酸性条件下で
亜硝酸ナトリウムとアミンが存在すると
生成されます。
つまり、胃液は酸性であり、
肉や魚にはアミンが含まれていますから、
亜硝酸ナトリウムが使われている
ハムやソーセージを食べると、
胃の中でニトロソアミン類が生成される
条件がすべて揃うということです。
ADI(1日摂取許容量)があるとしても、
ハムやソーセージといった
亜硝酸ナトリウムが使われている食品は
できるだけ口にするのを避けたいですね…。
◆国際的な研究機関でも…
この亜硝酸ナトリウムの危険性は、
世界保健機関(WHO)の一機関である
国際がん研究機関(IARC)でも
指摘されています。
2015年10月、IARCは
「ハムやソーセージなどの加工肉を食べると
大腸ガンになりやすくなる」
「これらの加工肉を1日50g食べると
結腸や直腸のガンになるリスクが18%高まる」
という発表を行いました。
前回もお話ししましたが
縦9cm、横9cm、厚さ1.2mmの
ロースハムの1枚の重さは約10gです。
1日にあの薄いハムを5枚食べると
ガンになるリスクが
高まるということです。
もちろん、
1日だけであればここまでリスクが
高まることはないでしょう。
しかし、私たちは
この亜硝酸ナトリウムだけではなく、
甘味料のアスパルテームや
着色料の赤色2号など、
発ガン性が認められている添加物を
日常的に摂取している可能性が高いです。
このような
他の発ガン性がある添加物を
身体に摂り入れながら
ハムやソーセージを食べていると
確実にガンになるリスクが
高まると言えるでしょう。
ご存じの通り、
日本は世界でもトップクラスの
「ガン大国」です。
そして、2019年のデータですが、
ガンの罹患数(全国推計値)が多い部位の
第1位が大腸です。
男性の1位が「前立腺」、
女性の1位が「乳房」ですが、
男女とも2位が大腸なので
男女合わせた総数の1位が
大腸ガンになっています。
ハムやソーセージ、
イクラやタラコといった
私たちが好む食品に含まれる
亜硝酸ナトリウムが、
その一因であるということは
容易に想像できますよね。
添加物一つひとつの
ADI(1日摂取許容量)だけ見ていると
危険性はさほど高くないように
思ってしまいます。
しかし、この添加物の問題の本質は
様々な危険性を持つ複数の添加物を
摂り入れてしまっていることなのです。
安全だとされているのは、
あくまでも各添加物を単体で
摂取した場合のことです。
複数の添加物を摂取した際の
身体への影響・危険性は
実験すらされていません。
実は「添加物大国」日本の
本当の恐ろしさは、
ここにあります。
その4に続きます。
誠真堂鍼灸院
東 洋史
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