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海外の生活を楽にするヒント/ その2 現地人のお友達を作る③

こんにちは。Hello! ¡Hola! El Mundo de NinaのNinaです。今日は現地のお友達がいる事のメリットの3つ目です。それは、現地のお作法を知る事が出来る、です。そんなの本に書いてあるだろうと思われるかもしれませんが、中には書かれていない事もあるものです。今日は私がした大失敗のお話、韓国でいじめられた話です。

夫の韓国赴任中に息子は9年生、高校1年生になりました。通っていたのは韓国では古くからあるインターナショナルスクールです。新学期の始まる前の保護者会でいつものようにPTA役員、新米なので当たり障りのなさそうな9年生保護者代表に立候補しました。ところが休みが明けてみると、9年生保護者代表には会長が連れて来た人がなり、私は副会長になっていました。PTAのメンバーは全員で9人、新人は私と9年生保護者代表の2人、外国人は私と書記のマレーシア人で12年生のお母さんの2人だけで、後は全員韓国人でした。

この会長が、PTA会費は自分のポケットマネーのように使うわ、誰にも相談せずに勝手にイベントを決めるわ、やりたい放題で、私が経験してきたマイアミ、日本のインターでは考えられないような事ばかりをしていました。その度に、それは違うんじゃないかと言って来たら、ある時から連絡事項が全く回って来なくなりました。会議で発言しようとしても全く無視。連絡がないので行かないと、副会長なのに全く仕事をしないと陰口を言われ、ライングループでも散々悪口を言われました。息子は、もうこんな低レベルなグループと関わるの辞めれば、って言うし、でも酷いことするのは会長だけで、12年生のお母さんだから来年はいなくなるし、他のメンバーもグループにならなければ良い人たちだし、何しろ負けたくない!との気持ちで続けていました。

ある日、バレエ仲間の韓国人とお昼を食べていた時に、ふとその話をしたら、「私たち韓国人の女の子たちは、みんなそれを経験して来ているのよ」と、言い出しました。なんでもみんな必ずどこかのグループに所属していて、困ったことがあるとみんなが親身に助けてくれて「あーこのグループに入っていて良かった〜」と心から思うそうです。でも一歩そのグループから抜けると全く知らんふりをされるんだとか。そして、各グループにはボスがいて、そのボスが言うこと、する事は絶対!だそうです。

これを聞いた時に、そんな韓国式が好きなら韓国の学校でやってと思いましたが、同時に私はハブられて当然だったな、と思いました。何しろボスである会長にことごとく意見していた訳ですから。と言うわけで、現地のお作法を知っていたら、しなくて良い苦労をしなくて済みます、と言うお話でした。その後どうなったかと言うと、会長と古参の12年生ママたちがごっそりいなくなったら、翌年からは普通のインターのPTAになりました。めでたし、めでたし。Ninaでした。

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