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食が危ない!「添加物大国」日本 〜着色料編⑤〜【東洋医学の智恵袋 vol.85】
こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。
以前、少し触れましたが、
2022年3月末に消費者庁が策定した
「食品添加物の不使用表示に
関するガイドライン」で
「合成」「人工」「化学」「天然」
という言葉と添加物を
組み合わせた用語は不適切である、
という指針が示されました。
要するに、
「合成着色料」「天然着色料」という
表示も不適切になる、ということです
表示の見直しや
パッケージ・ラベル入れ替えに
時間がかかることを考慮して、
2年間の移行期間が設けられ、
今年4月からは本格的に
そのガイドラインに沿った
表記がされています。
例えば、合成着色料の赤色3号であれば
「着色料(赤3)」といった感じです。
ぜひ、食品を買う前に
原材料表示を確認して、
できるだけ合成着色料が
使われていないものを
選ぶようにしてくださいね。
特に、日本以外の国では
使用が禁止されているものは
口に入れないようにした方が
良いと思います。
◆合成着色料を知ろう
では、今回も合成着色料を
個別に確認していきましょう。
【黄色4号】
10歳未満の子供における
ADHDとの関連が疑われており、
イギリス・EUで自主規制勧告及び
注意喚起表示義務が課されている
4つの着色料のうちの一つです。
喘息や鼻炎・蕁麻疹といった
アレルギー症状を引き起こすという
研究結果もあります。
「タートラジン」とも呼ばれます。
一般的には、
数の子入り惣菜や練りウニ、
たくあんなどの漬け物、アメ、
ジュース、和菓子、かき氷シロップなど
幅広い食品に使われています。
急性毒性は弱いものの、
人によっては蕁麻疹を
起こすことがありますが、
これは身体が起こす
拒否反応の一種と考えられます。
黄色4号を1%含むエサを与えた
ラットは体重が減少し、
2%になると下痢を起こしました。
この他にも、細胞の染色体を
切断する作用があると言われていますが
これは細胞のガン化と深い関係があります。
【黄色5号】
10歳未満の子供における
ADHDとの関連が疑われており、
イギリス・EUで自主規制勧告及び
注意喚起表示義務が課されている
着色料の最後の一つです。
清涼飲料水・ゼリー・アメ類・菓子類・
漬物などに使われています。
上記の黄色4号と同じく
急性毒性は弱いものの、
人によっては蕁麻疹を
起こすことがあります。
また、動物実験では
5%含ませたエサを与えると中等度毒性、
1%含ませたエサを与えると軽度毒性を
それぞれ示しました。
発ガン性は認められておらず、
様々な国で使用が許可されています。
【青色1号】
清涼飲料水やカキ氷シロップのブルーハワイ、
氷菓子などに使われる着色料です。
「ブリリアントブルーFCF」
とも呼ばれます。
鮮やかなブルーに染色できる特性を持ち、
水やアルコールに溶けやすいのが特徴です。
青色1号を用いた動物実験では、
注射による摂取で発ガン性が
確認されました。
しかし、人間には安全であるとされ、
世界各国で使用されています。
一方で、ベルギー・フランス・ドイツ・
スウェーデン・オーストリアは、
国として使用を禁止しています。
【緑色3号】
メロンソーダなどの飲料水や
お菓子等に使われています。
「ファストグリーンFCF」とも呼ばれます。
発ガン性が疑われ、
一部の国では禁止されています。
現在のところ、
日本では使用を禁止されていませんが、
あまり国内では使用されていません。
◆死ぬまで使う身体だから
昨日、Yahooニュースを見ていたら、
タレントのGACKTさんが
X(旧ツイッター)で
自分が徹底して食事管理をしていることを
明かしたという記事がありました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/92a93809c8a3904acf48376cd279db9b81d7f3a3
GACKTさんは、
『絶対に避けるってことはかなり難しいが、
砂糖を口にすることは極力避ける。
あと、化学調味料と石油製品も』と
NGリストを公開したようです。
そして、
『なぜボクがそれらを食べないのかは
少し勉強すればすぐに分かる。
結局は口にしたものが体になる。
死ぬまで使うカラダだから余計なものは
入れない、というシンプルな考えだよ』
とも…。
何を食べるのかは、私たちの自由です。
しかし、「最近体調がすぐれないな…」と
思われている方は、
日々食べるものを少しでも変えていくことも
とても大切な「身体のケア」です。
GACKTさんの言う通り、
「死ぬまで使うカラダ」
大切に使っていきたいですよね。
誠真堂鍼灸院
東 洋史
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