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食が危ない!「添加物大国」日本 〜着色料編④〜【東洋医学の智恵袋 vol.84】
こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。
今回も、合成着色料のお話です。
イギリスやEUのスーパーでは
売られている飲食物に
以下のような表示がされているのを
よく見かけるそうです。
「この食品を食べると
子供の活動や注意力に悪影響を
与える可能性があります」
これは、
ある6種類の合成着色料が
使われている飲食物に
普通に表示されている注意喚起文です。
このような飲食物を口にした
10歳未満の子どもには
ADHD(注意欠陥・多動性障害)が
見られることが分かり、
政府が自主規制を勧告し、
注意喚起表示が義務化されているのです。
そして、
このような危険性が指摘されている
6種類の合成着色料のうち
4つは今もなお日本で合法的に
使用されています。
さらに悪いことに、これらは
子供の大好きなお菓子や清涼飲料水に
多く使われているのです…。
お子さんをお持ちの方、
今後お菓子やジュースを買うときは
原材料を確認してくださいね。
◆合成着色料を知ろう
ということで、これから
日本で使用が許可されている
合成着色料を
個別に見ていこうと思います。
イギリス・EUでは
注意喚起が義務付けられている
4つの合成着色料も
ご紹介いたします。
是非、ご確認ください。
【赤色2号】
赤色に着色するために使われている
無臭の着色料です。
アメリカでは発ガン性や妊娠率の低下、
蕁麻疹など皮膚症状の原因であると指摘され
「安全性が確認できない」として
1976年から使用禁止になっています。
別名「アマランス」とも呼ばれます。
日本では、2012年から
安全性の調査が開始されましたが、
現在使用が認められている状況です。
と言うのも、赤色2号は
食品に含まれる量が
測定できないほど
微量であったからです。
そのため、
一日の摂取量は全ての年齢層で
限りなくゼロに近くなっています。
ただ、ヨーロッパでは、
一部の成人で摂取量が多いという
調査結果が示されています。
食前酒やカンパリなどが入ったカクテルに
赤色2号が含まれているためです。
【赤色3号】
赤色着色料の代表の1つとされています。
「エリスロシン」とも呼ばれます。
ピンクに近い赤色で、
日本では紅白かまぼこ・漬物・
菓子類などに使用されています。
EFSA(欧州食品安全機関)の
調査によると、この色素による
人間への急性毒性は
認められていません。
ただし、動物実験において
甲状腺腫瘍などの症状が
認められたことから、
ドイツやアメリカでは
使用が規制されています。
【赤色40号】
10歳未満の子供における
ADHDとの関連が疑われており、
イギリス・EUで自主規制勧告及び
注意喚起表示義務が課されている
着色料の一つです。
日本では、清涼飲料水や
お菓子の着色に頻繁に使われており、
Amazonでも「食紅」として
販売されています。
「アルラレッドAC」とも呼ばれます。
長期的に摂取すると、
腸疾患を誘発する可能性がある、と
マウスの実験で明らかになっています。
【赤色102号】
こちらも、
イギリスやEUで注意喚起表示が
義務付けられている着色料の1つです。
日本では、赤色3号とともに
赤色着色料の代表とされています。
主に、漬物や菓子・ソーセージなどに
使用される着色料です。
動物実験の結果では、
子どものADHD増加のほかにも
肝機能低下および赤血球の減少が
みられたとされています。
【赤色106号】
かなり紫色寄りの色をしていて、
焼き菓子やゼリー・福神漬け・
桜えび・桜でんぶ・ソーセージなどに
使用されている着色料です。
紫外線を照射すると、
特有の蛍光を発する特徴があることが
確認されています。
「アシッドレッド」とも呼ばれます。
世界保健機構(WHO)でも
安全性が評価されておらず、
日本以外の国では
使用が禁止されています。
つまり、イギリス・EUでも
注意喚起義務どころか
法的に使用が禁止されている
ということです。
お子さんに食べさせている
お菓子やソーセージの原材料、
気になりませんか?
その5に続きます。
誠真堂鍼灸院
東 洋史
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