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メールマガジン バックナンバー
4月1日(No.39)「自責マインドで成長する」
こんにちは。未来の選択肢を増やすお手伝い ownlife 中尾えがおです。
このメルマガでは、皆さんに”人生の主役は自分自身である”ことを実践していただくためのヒントをお送りしております。
先月は「小さな口約束を守る」というテーマをお届けしましたが、3月は自分で行った口約束を守ることができましたか?
先月ご紹介した「夢は他人が叶えてくれる」という話は、今月、私が登壇する新入社員研修でも皆さんにお伝えする予定です。新入社員の皆様の反応がとても楽しみです。
さて、4月のテーマですが、「自責マインドで成長する」です。
春に新しいことが始まる方も多い方と思います。私もこの春から新規で研修を担当させていただく企業様が数社ありますが、こうやって新しい何かが始まる時は自分が成長する大きなチャンスだと思っています。
成長とは「今の自分を否定し、痛みを伴いながら、望む形に変化すること」だと教えていただいたことがありますが、この「現状を否定する」というのは、ネガティヴな意味ではなく、「まだまだ学ぶことがある」という向上していく気持ちです。
この「まだまだやれる」「まだまだ学ぶことがある」という言葉を考える時に「他責と自責」という言葉が思い出されます。
「他責」というのは「人のせいにする」、自責というのは「自分のせいにする」という感じでしょうか。何か問題が起こった時に、原因が自分にあると考えるのか、それとも自分以外の人や環境にあると考えるのかということですね。
この二つの視点で「成長の違い」について考えてみたいのですが、他責の人は、何かがうまくいかなかった時に「〇〇さんのせいでうまくいかなかった」「環境が悪くてうまくいかなかった」と自分の外に原因を探します。そして、この思考の裏側には「自分は悪くない」という考えが見えます。そうすると、自分は悪くないので、自分の反省をすることもなく、改善もありません。
一方で自責の人は、「なぜうまくできなかったのだろう」「自分のやり方の何が悪かったのかな」と自分の中に原因を探します。たとえ、人との関わりであっても「もっと違う伝え方ができたかもしれない」「あの人との関係を変えるためには、何を改善してみるといいだろう」など「相手に変わること」を望むのではなく、自分に取れるアプローチを探します。そうすると、自分の中の改善点が見つかるので、もっとうまくやれる方法を見つけることができます。
まさに先にご紹介をした「今の自分を否定し、痛みを伴いながら、望む形に変化すること」です。
人は他責である以上、成長をすることはしません。自分は間違っていない、自分はこれ以上成長する必要がないと思っているからです。それではあまりにも残念です。
人は成長をしていく生き物です。
昨日より今日、今日より明日。
どんな小さなことでも、どんなに少しでも成長をしていくことが喜びになるものです。
4月がやってきました。新しい生活、新しい環境、新しい人間関係、新しい学び、新しい仕事、いろんなことが新しくなるこの春に、他責ではなく自責のマインドで成長していきたいと思います。「もっとうまくやれる方法は?」「もっと自分にできることはあるだろうか」そんなことを考えながら毎日を送っていきましょう。
暖かい季節になるのがとても楽しみですね。
みなさんが迎える春が素敵なものでありますことを願っております。