田村指圧治療院

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職人根性


こんにちは、田村指圧治療院です。
節分のつぎは立春となり雪解けが待ち遠しいですね。

さて今回は趣をかえた話題にいたします。
昨年、随分むかしに理容師を退職した女性が怒りと諦めを交えながら「今の技術者には“職人根性”が無い!」さまざまな職業の人達と知り得て同じように、一人前になるには20年はかかるが高校と大学を出ていないから七年間でものにならないと独立も結婚も出来ない」厚生労働省の称号で“現代の名工”がありますが七割が中卒と聞いています。
実に凄まじい体験談を耳にいたしました・・・。

寿司店の大将は、6年間はシャリを握らせてもらえず、お客の残した鮨を味見に食べたらバレてまな板でボコボコにしされて跳び蹴りされた。

紳士服の仕立てやに入門したら、3年間は犬小屋などの掃除ばかりで食事もまともにあたえられず栄養失調になり一旦は両親が迎えに来た。
などなど例え話はたくさん有ります。

しかしながら或る職人が師匠との思い出のなかに、月に一度は二人きりで鮨やかウナギ屋に連れて行ってもらえたのだが、僕は生まれたときから外食なんてしたことが無かったので緊張していた。先生はいつも生寿司で自分は太巻きでウナギ屋の時は親子丼であった・・・。

あるとき「いいかお前に見せびらかしたいから食っているのでは無くて将来の夢として希望にしていろ!」と言われたことが今もなお先生の思いやりを温かく感じさせていただいております。
これらは遠い昭和の語りぐさになりはててしまった昔話ですね。

しかし、指圧師の私が直接に拝見いたしましたことは仕事こそ違えど素晴らしい勇気をいただきましたので日々の精進になります。

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