mail magazine backnumber
メールマガジン バックナンバー
雪が降らない与論島の、娘と僕と母の「雪にまつわるお話」
みなさん、こんにちは‼️
このメルマガでは鹿児島県の最南端「与論島」で暮らす僕が、毎月9日、19日、29日の月3回、お昼前の11時29分いい肉の時間に、
エメラルドグリーンの絶景の海の写真や、素朴な島の風景・日常の写真を添えて、いろんな角度から与論島をお届けしています。
今回は、「雪」にまつわる話を書いてみようかと思います。
もちろんですが、与論島では雪が降りません。
1月の平均気温は約15℃。最低気温も10℃を下回ることは滅多にありません。
調べてみたところ、沖縄では観測史上一度だけ雪が降ったことがあるようです。
与論島から約200キロ北の奄美大島でも観測史上2度だけ。
前回奄美で雪が降ったのは、8年前。その日は与論島も5℃くらいまで下がっていました!
そんなこんなで、与論島では、雪が積もることなんてありえないので、もちろん僕も雪関係の遊びはしたことがないわけです。
大人になって、名古屋で働いていたときに大雪が降りました。
子供の頃からの夢だった「雪だるま」を作ることにしました。
僕はひたすら雪を、集めてはくっつけ、集めてはくっつけ。
そこで友達に言われました。
「雪だるまは転がして作るんだよ!」
へええええええええ!!! 確かに!!!!
…と感じたのを覚えています。
島にいると、そういうことも分からないんだよなぁ。
うちの子供たちには、今のうちからなるべくたくさんの経験をさせてあげたいと、去年の正月に嫁さんの実家の長野県のスキー場に連れて行きました。
当時小5の娘に、得意げに雪だるまの作り方を教えてあげようとしたら、
娘はなんと、作ったことがないはずの雪だるまの作り方を知っていたのです!!!
どこでそれを知っていたのか?
答えはなんと「あつもり」。
ニンテンドースイッチ「集まれ!どうぶつの森」でした!
ゲームの中で、雪だるまを作るときに転がすと大きくなっていくんですって!!!!
他にも、あつもりでは、恐竜や昆虫などいろんな生き物の名前なんかも覚えたりしてました。
現代っ子凄いなぁ…。
時を遡り今から約55年前。
僕の母親が二十歳頃のお話。当時、東京に働きに出ていて、そこで初めて雪を見たそうです。
当時の与論島は、まだテレビがない。写真は白黒のみ。
そうすると、当時の島の人達からしたら、「雪が降る」ということが想像しにくいわけです。
積もった雪を写真で見てもかたまりとしてしか見れないし、白黒だと尚更よくわからない。
そんな母が、東京で始めて雪を見たときの一言は
「東京は空からゴミが降ってくるのか?」
だったそうです。
うちの子供達は、ゲームやYouTubeでいろんなことを知っています。改めて考えると凄いことだなぁ。
と、思った話でした。 母親の「ゴミが降ってきた」エピソードは、音声SNS「stand.fm」でも、音声で詳しく話してみました。
よかったらこちらも聞いてみてくださると嬉しいです。