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腸活のお話ー8
腸活のお話―8
皆さん。新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨今新聞・TVの宣伝で短鎖脂肪酸や酪酸菌と言う文言を聞く機会が増えたのではないでしょうか?
短鎖脂肪酸は水溶性食物繊維代表のイヌリン等が大腸内の腸内細菌により作り出す有機酸のことを言います。(PH5.4~5.9)弱酸性です。
短鎖脂肪酸には3種類あります。
酪酸・酢酸・プロピオン酸です。皆それぞれ大腸内のエレルギー源となるものです。
その中でもっとも多くの働きを担うのが酪酸菌なのです。
短鎖脂肪酸の働きは下記の働きが主なものです。
【免疫系】
・小腸では Treg細胞を活性化→(アレルギー緩和作用)
小腸細胞から粘液産生→(免疫のバリアー機能を強化)
【代謝】
・胃では グレリンホルモン産生を抑えて→食欲抑制(ダイエット効果)
・小腸 インクレチンホルモン産生強化→
(食欲抑制、糖尿病改善)
・脂肪細胞 脂肪蓄積を抑制→(肥満解消)
大腸内で大活躍の短鎖脂肪酸は先ほど示した通り(PH5.4~5.9)の弱酸性
ですのでこの環境を好む母親から譲り受けた腸内細菌のビフィズス菌・乳酸菌
がどんどん増えてゆきます。 上記参照
この環境と正反対の大腸内がたんぱく質の腐敗による(PH7.0) 以上ですとクロストリジウム系の通常、悪玉菌が増殖しやすくなり強い活性酸素の放出と共に異形細胞が多く作られ癌細胞の増殖環境となります。
いかに大腸内を弱酸性状態に保つことが重要であるかががわかります。
これらの環境状態を日常作り出すものがフローラコロンの働きです。
(たー坊の独り言より)
まちの腸活ショップ 田中 淳一