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腸活のお話ー4
腸活のお話―4
皆さん。こんにちはー
(たー坊の独り言から)です。
前回からの続きで腸(小腸・大腸)大腸についてお話します。
大腸の働きは便を作り出す働きの他、人に役立つ様々な物質を作り出します。
様々な物質を作り出す大腸に住む細菌は数百~千種、40兆~100兆個ともいわれています。
腸内細菌は私たちが与えたエサを食べていろんな物質を作り私達に提供しています。その中で特に注目されているのが「短鎖脂肪酸」です。
短鎖脂肪酸はいろいろな臓器に作用してホルモンの効き具合や免疫を調整したりしています。
そう考えると人と腸内細菌は持ちつ持たれつの相利共生関係と言えます。
人が住処と食事(水溶性食物繊維のイヌリン等・グルタミン)を与え腸内細菌が
人に消化・栄養素・代謝・免疫の恩恵を提供しているという関係です。
腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸は酢酸・プロピオン酸・酪酸の3種になります。
●酢酸は一部が大腸のエネルギー源、残りは肝臓や筋肉のエネルギー源、脂質合成の原料で利用されています。
●プロピオン酸の一部も大腸のエネルギー源で利用。残りは脂肪酸や糖分を作る材料になったりコレステロールの合成を抑えたりします。
●酪酸は注目度一番の短鎖脂肪酸で大腸の主要なエネルギー源となっています。
大腸はこの酪酸菌が無いと生きてゆけません。又小腸絨毛細胞の増殖も促します。
さらに短鎖脂肪酸は大腸内を弱酸性にしますのでアルカリ環境を好む腐敗菌
(ウエルシュ菌類)が増えにくくなるので腐敗菌によって作り出される二次胆汁酸(強い発がん性)を抑制すことになります。そして短鎖脂肪酸は腸の蠕動運動を刺激しこの酸を中和するため適度に水分を引き込み便を軟らかくする
働きもします。また腸内が弱酸性だとカルシウム・マグネシウムが吸収しやすいイオンの形になります。ある実験で被験者の少女に短鎖脂肪酸を増やすイヌリンを飲ませたところカルシウムの吸収率が20%上昇したという結果が出ています。
(おしゃべりな腸 ジュリアエンダース 著)
(これらのイヌリン・グルタミンを豊富に含む のはメルマガ登録プレゼント用のフローラコロンでもあります。)
次回は小腸・大腸のアラカルトシリーズを
お伝えします。