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メールマガジン バックナンバー
〜take your shoes off と take off your shoes って何が違うの
こんにちは。Victory学院の山崎です。
「塾頭、分かりませ~ん」
と
塾生が叫びました。
私は
「どうした?」
と言って、
彼の方に
行きました。
彼は、
「take your shoes off
と
take off your shoes
って何が違うの???」
と聞いてきました。
(先生)「おおお!!」
私は唸りました。
(先生)「珍しくいい質問するじゃん!!」
とからかうと
(生徒)「塾頭、それひどくね?」
と
ふくれっ面に。
(先生)「冗談だけど。よく気がついたね」
と褒めながら、
(先生)「教科書に出てきた?」
と尋ねると、
(生徒)「take off my shoes が出てきた」
と言って、
(生徒)「put on my clothes も」
(先生)「じゃあ、take your shoes off はどこで?」
と尋ねると、
(生徒)「いや、教科書には出てきていないんだけど」
と言って、
(生徒)「何かで聞いたような気がする」
と説明しました。
(先生)「いや、おぬし、本当にすごいな」
と
またまたほめて、
(先生)「よく気がついたね。さすが!!」
と褒める時に
使うべきと言われた
「さすが」
「すごい」
を使いました。
(生徒)「もう、分かったから」
と
誉め言葉を
さんざん聞いて
げんなりしたようで、
私に説明を
促しました。
(先生)「結論から言うと」
と説明を始めて
(先生)「意味は変わらないんだ」
というと
びっくりした顔をして、
(生徒)「どっちを使ってもいいの?」
と聞いてきました。
(先生)「どっちでも大丈夫」
(生徒)「何かすっきりしないなぁ」
と言ったので、
(先生)「但し」
と言うと
(生徒)「何なに?例外があるの?」
(先生)「あるんだ。代名詞を使う場合」
(生徒)「代名詞???何だっけ、それ?」
(先生)「ほら、I とか you とか he とか、だよ」
(生徒)「I my me mine のやつかぁ」
(先生)「そうそう、それ。さすがやのう」
と褒めると
(生徒)「そういうのいいから。で、何?」
と言ってきたので、
(先生)「代名詞を使う場合は、take them off となり、
Take off them とはならないんだ」
(生徒)「なんで???」
と首をかしげました。
(先生)「英語は文末に焦点を当てるんだ」
(生徒)「文末???」
(先生)「そう」
(生徒)「まだ、よく分からないなぁ」
と言ったので、
(先生)「例をあげよう」
と私。
(先生)「例えば、吾輩が君に「Turn off」とだけ言ったら?」
(生徒)「それって「消して」という意味だよね」
(先生)「そうそう」
(生徒)「それだけじゃ、何を消すのか分からない」
(先生)「そうだよね。テレビもあるし、ライトもあるしね」
(生徒)「うん」
と大きくうなずいていました。
(先生)「だから、「Turn off the TV」と言えば・・・」
(生徒)「テレビを消して・・・」
(先生)「そう! だから、「TV」に焦点があわされているんだ」
(生徒)「ふ~ん。なるほど」
私は続けました。
(先生)「次に、吾輩が君に「Turn the TV・・・」とだけ言ったら?」
(生徒)「それだけだったら、どうしたらいいか分からない」
(先生)「そうだよね。On が来たら、「つける」だし、Offだったら「消す」だし」
(生徒)「なるほどね。こっちは、「行動」に焦点があっているんだ」
(先生)「その通りだね。さすがだね」
(生徒)「だから、そういうのはいいってば」
と言ってから、
(生徒)「じゃあ、さっきの代名詞のやつは?」
とすかさず質問を
してきました。
(先生)「代名詞はその名の通り、「名詞の代わり」だから・・・」
と言いながら、
例文を考えました。
(先生)「いきなり、文末に代名詞は来ないでしょ」
(生徒)「なんで???」
(先生)「だって、最初に名詞がでてきていないと
何のことをいっているか分からないじゃん」
(生徒)「あ、そうか・・・。何か例文ないの??」
(先生)「そうだなぁ」
例えば、
外国人の家族が
日本の家に初めて
来たとします。
お父さんは
日本のしきたりを
知っているので、
子供たちに
言います。
「Take off your shoes when you enter the house.」
(家に入ったら、靴を脱ぐんだよ)
と。
しかし、
子供たちは
玄関で
靴を脱ぐのを
忘れて
上がろうと
してしまいます。
それを見た
お父さんは
「Take them off !!!」
(靴を脱ぎなさい!)
と叱ったのです。
いかがでしたでしょうか。
最初に
お父さんは
子供たちに
「脱ぎなさい、靴を」
と
「靴」
に焦点を
当てていましたが、
2回目には
「脱ぎなさい」
に焦点が
当てられているのです。
あなたは納得しましたか?
いかがでしたでしょうか?
今回も
「簡単!!!」
でしたでしょ?
難しい単語は
なかったかと
思います!!
どれも中学校で
習うレベルです!
「そうなのです!」
「簡単なのです!!!!!!」
私がこのメルマガを通して
お伝えしようと
思っていることは
「中学校で習う文法で英会話ができる」
なのですが、
今回の話を
お読み頂き、
どのように
感じましたか?
本当に
あなたの中には
「英語」
という
「財産」
が
眠っているのです。
あとは、
毎回
お伝えしている通り
「アウトプット」
(発話練習!!!)
するだけです。
英語で
質問されて
それを
英語で返答する、
この練習を
繰り返すだけ!!
です。
何度も言いますが、
あなたの中には
「英語」
という
「財産」が
眠っているのです。
ぜひ、
それを
掘り起こして
「使える」
ように
して行きましょう。
あなたの人生が
「劇的に」
変化するかも
しれません!!
あなたが
英語をペラペラ
話している姿を
想像してみて下さい。
ワクワクしませんか?
今日はここまでです。