綾瀬駅から東へ徒歩6分の塾|Life Change Support個別指導学習塾Victory学院

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

〜「持ってくる」と「持っていく」の違い〜

こんにちは。Victory学院の山崎です。
いつもありがとうございます。


(生徒)「先生、さっぱり分かりません。」
生徒が憮然として先生を呼びました。
(先生)「どうした?」

先生が生徒の方に歩いていきます。

生徒は先生が目の前まで来ると、

(生)「持ってくるって何て言うんですか」
とイライラした調子で尋ねました。


(先)「どう思う?」
いつものようにすぐに答えは言いません。

(生)「う~ん・・・」
(先)「てか、辞書で調べたりしたの?」
と厳しい質問。
(生)「いや・・・、まだしていない…」
声が小さくなる生徒。


(先)「まず、自分で調べる!!」
(生)「はい…」

そそくさと立ち上がり辞書が置いてある本棚へ。


そして、手にして持ってきたのが
『英和辞典』。


席について調べようとしても
どうやって調べるのか分からず

(生)「あれ?」
と声を出す。


(先)「こらァ、それは英和辞典!
   君が必要なのは『和英辞典』だろ!」
(生)「そっか~。どうりで分からなかった」
と言って立ち上がり、再び本棚へ。


和英辞典を手にして調べて
(生)「おっ、これだ。「bring」だったか」
と言ったので、
(先)「そうだね。」
と答えて
(先)「何に使うの、それ?」
と聞くと、

(生)「英作文。『昨日、彼は彼女にプレゼントも持ってきた』
   を英作しなきゃいけないんです」
(先)「おう、それで?どうなるの、それ?」
と尋ねる先生。

生徒はしばらく考えて、
(生)「He bring her a present yesterday.でしょ?」
と自信満々に答えました。


(先)「ファイナルアンサー?」
といつもの調子で
聞き返す先生。

(生)「ファイナルアンサー!!」
どや顔しながら答えました。


(先)「ブッブー!!」
と先生。
(生)「マッジー?マジ自信あったんだけど、俺」

(先)「じゃあ、聞くね。質問するよ」
(生)「うん」

(先)「これは時制は?」
(生)「時制?何だっけ、時制って??」

(先)「ほら、現在、過去、未来ってやつ。どれ?これは」
(生)「それね。それは、えっと・・・過去だな」


(先)「その通り!じゃあ、文はどう変わる?」
(生)「えっと、bringの過去形って何だっけ?」

(先)「それだよ!重要なのは!!」
と言った瞬間に
(生)「思い出した。edをつけるんだ!
   だからbringed だ!」
と自信たっぷりに言いました。

(先)「こら!それは絶対やってはいけないミス!」
(生)「えっ、マジ?何だっけ、過去形・・・」

(先)「ブリングは不規則動詞だろ」
と言いながら、生徒に教科書を渡し、
「最後の方に「不規則動詞の変化表」ってのがあるから、見てみ」
と言いました。


生徒はパラパラと教科書をめくって探し、


(生)「あった! けど、どういう発音だっけ、先生?」
(先)「それはブロウトというんだ」


(先)「言ってみ。ブリング・ブロウト・ブロウト」
(生)「ブリング・ブロウト・ブロウト」


(先)「その調子。じゃあ、英作はどうなる?」
(生)「He brought her a present yesterday. かあ」


「いえ~ィ」と言って生徒とハイタッチ。

(先)「じゃあ、「持っていく」って何て言うか知ってる?」
と聞くと
(生)「知っていると思う、俺が?」
ニヤニヤしながら答える生徒。


(先)「知らなきゃ調べて!」
と先生。
(生)「オッケーグーグル」

和英辞典を調べて
(生)「takeだってよ」
(先)「その通りだね」


(先)「じゃあ、聞くけど。どう違うの?」
(生)「持ってくると持っていくの違いでしょ!」



(先)「だから、どのように使い分けるの?」
(生)「・・・・・分かる訳ないでしょ!!」


あなたに問題です。

「bring」
「take」

どのように
使い分けるでしょうか???





「ヒント????」





仕方ないですね。


ヒントは、

「come と go」

です。




もう分かりましたね!



「bring」
の場合は、
「come」
の時と同じように

話し手に
「近づいていく」
イメージです。


「take」
は逆に、
「go」
と同じイメージで話し手から
「離れていく」
イメージなのです。


ですので、
「明日、スナックを持っていくね」
を英語で言うと、

「I’ll bring you some snacks tomorrow.」
となります。


逆に
「君は私からたくさんのものを持って行ったね」
を英語でいう場合、
「You took a lot of things from me.」

となります。


いかがでしょうか??




私がこのメルマガを通して
お伝えしようと思っていることは
「中学校で習う文法で英会話ができる」
なのですが、
今回の会話をお読み頂き、どのように感じましたか?


本当に「普通」の会話だったと思いますが、
難しい単語などなかったでしょ?


その程度なのです!!




あとは、毎回お伝えしている通り
「アウトプット」するだけです。


英語で質問されて、それを英語で返答する、


この練習を繰り返すだけ!!
です。


あなたの中には「英語」という「財産」が
眠っているのです。


ぜひ、それを掘り起こして「使える」ように
して行きましょう。


あなたの人生が「劇的に」変化するかもしれません!!


あなたが英語をペラペラ話している姿を想像してみて下さい。




ワクワクしませんか?


今日はここまでです。

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する