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メールマガジン バックナンバー
「眠ると寝る?」
こんにちは。Victory学院の山崎です。
「先生、眠ると寝るって英語でなんて言うの?」
ある日、こんな質問を生徒から受けました。
そして、立て続けに
「眠ると寝るって何が違うの?」と。
私は、
「眠るは、sleepだよ」
「寝るは、go to bedだよ」
と。
「ふ~ん、じゃあ、『何時に寝た?』
ってどういうの?」
「go to bedを使ってごらん」と私。
「何時ってどういうの?」
と質問すると、
「What time」
と答えました。
「そうだよね。じゃあ、その次に来るのは何?」
と私。
「・・・・」と生徒。
「『何時に寝た』って聞きたいんでしょ?」
「寝たって、時制は何?」と私が聞くと、
「時制って何だっけ」と生徒。
「おお、現在、過去、未来、どれだっけ?」と私。
(生)「あ、過去」
(私)「そうだよね」
「過去の一般動詞の過去の疑問文は
どうやって作るんだっけ?」
(生)「どうだっけ・・・」
(私)「一般動詞の現在形ならDoとかDoesを使うよね」
(生)「あ、分かった。Didだ」
(私)「いいぞ。その調子」
と言いながら、生徒とハイタッチ。
ぱちんと音が鳴りました。
(生)「そうすると、
「What time did you go to bed?」
ですか」
不安そうに聞いてきました。
(私)「素晴らしい!合っているよ」
「いえ~い」と再びハイタッチ。
そうしたら生徒が考え込みました。
(私)「どうしたの?」
(生)「なんで「sleep」じゃないんですか」
(私)「つまり、なんで What time did you sleep?
にならないかって事?」
(生)「そうそう。そっちでも行けそうじゃね?」
(私)「なるほどね」
「でも、正確に「眠り」に入った時間なんて分かるの?」
(生)「う~ん」と考え込みました。
(私)「逆に、目が覚めた時間なら時計を見たら分かるよね」
(生)「そうか。眠るタイミングなんて分からないもんね」
(私)「そうそう。
「だから、『ベッドに行く時間』=
『寝る時間』としているんだ」
(生)「な~るほどね」
(私)「sleepの方は、
「よく眠れた?」とか聞く時に
使われるよね。
例えば、
Did you have a good sleep?
なんて、向こうの人はよく使うよね」
(生)「何時間寝たとか聞く時とか?」
(私)「そうそう。さすが!」
といいながら、ハイタッチ。
(私)「昨日は何時間寝たの?と聞く時は
How long did you sleep last night?
とか
How many hours did you sleep last night?
とか言うよね」
(生)「ふ~ん。そうなのね」
(私)「go to bed は「床につく」イメージだね」
(生)「分かった気がする」
(私)「それは良かった」
(生)「そういえば、wake up と get up って何だっけ?」
(私)「wake upは「目が覚める」だし、
Get upは「起きる」だよね」
(生)「そうだっけ。そっか~」
(私)「順番としては、wake up があってから
Get upが起きる訳でしょ」
(生)「確かに」
(私)「sleep以外は、ある程度「時間」が
分かるよね」
(生)「そうですね」
(私)「とは言え、「寝に入る」という表現も
あるよね。これは「go to sleep」
というんだ」
(生)「ふ~ん」
(私)「これなら、何となく「何時位」って
言えるかもね」
(生)「まあ、でも分かりました。
ありがとうございました。」
いかがでしょうか。
生徒からの「素朴な」疑問でした。
このように見て行っても
「日常会話」には、難しい表現は
そうそう出てきません。
本当に「中学校で習う文法で英会話ができる」
のです。
あとは、「リズムよく」会話のキャッチボールが
出来ればいいのです。
あなたの頭の引き出しにたくさんの英語が
入っていますので、それらを
「開けていきましょう」!!
以前も話をしましたが、「音読」し、
「ネイティブスピーカーの音をまねて」
アウトプットして行けば話せるようになります。
あなたの世界を広げていきましょう!
今日はここまでです。
また会いましょう。