mail magazine backnumber
メールマガジン バックナンバー
ノイシュバンシュタイン城を見ながら・・・
こんにちは。Victory学院の山崎です。
突然ですが、あなたはドイツにある
ノイシュバンシュタイン城って
聞いたことがありますか。
そうです。
あのシンデレラ城のモデルになったと
言われている美しい白亜の古城です。
ドイツの南の端に位置し、
大自然の中に佇む、
通称
「白鳥城」
そこに行ったことは間違いなのですが、
なぜだかあまり記憶に残っていないのです。
私は、1994年に会社の命令で
フランス行きを命ぜられ
94年1月からパリから1時間ほど
南西に行ったロワール川の古城で有名な
Tours(ツール)という小さな都市に半年間
語学留学し、その後の半年を
パリの支店でトレーニーという名の
「奴隷ニー」(ドレイニー)として
働いていました。
ヨーロッパにいたので
後に妻になる女性と休みを合わせて
ドイツのロマンティック街道を
車で旅行することにしました。
ホテルも事前に予約せず
完全に行き当たりばったりの
旅行でした。
私も彼女もドイツ語は全く
話せませんでしたが
英語が話せたお陰で
何とかなると思っていました。
当時、フランスでは
英語はほとんど通じず
というより、フランス人は
自国の言葉に異常なほど
プライドを持っており、
英語で話しかけられても
話せないポーズを取ったり、
フランス語で返答したり
していたのですが、
ドイツはそのようなことは
ありませんでした。
ということで
フランクフルトでレンタカーをして
フランクフルト
→
ヴュルツブルク
→
ローテンブルグ
と
ロマンティック街道を
南下していき、
いよいよ噂の
ノイシュバンシュタイン城に
着いた時、
一緒にいた彼女の具合が悪くなりました。
額に手を当ててみると
ものすごく熱かったので
病気だと分かりました。
ノイシュバンシュタイン城を
見上げながら、急いで
お医者さんを探しました。
どこで聞いたかもう記憶にありませんが、
「Could you tell me where the hospital is ?」
(どこに病院があるか教えて頂けますか)
と聞きまわったと思います。
教えてもらったお医者さんに
彼女を連れて行きました。
医者:「What’s the matter?」(どうしましたか)
私:「I think she has a fever.」(彼女に熱があると思います)
医者:「Yes, she does.」(確かにありますね)
診察してもらったら
「疲れからくる風邪」
でした。
とりあえず、薬をもらい、
ホテルの部屋に戻りました。
ちょうど、彼女が寝ていたベッドから
ノイシュバンシュタイン城が見えるのです。
彼女がベッドで寝ている時に
私は、ベッドの横の椅子に座って
窓を通してライトアップされた
ノイシュバンシュタイン城を
見上げていました。
「いつ頃回復するだろう」
と心配しながら。
結局、神経質な私は
ほとんど寝ることができず
朝を迎えました。
朝になると薬が効いたのと
ゆっくり休めたことで
彼女は回復していました。
そこで、ゆっくりと
ノイシュバンシュタイン城を
見て回りました。
全てが決められた
「ツアー」で
旅行するのもいいですが、
このように他の観光客に
気を使う必要もなく
「自由気ままに」
旅行できるのも楽しいものです。
但し、今回のように「病気」
になると焦りましたが(-_-;)
でも、それはそれで
「思い出」になります。
言葉が話せるとこういうことが
できるようになりますね。
自分の
「行動範囲」
が広がるのです!
今回はこの辺で。
いかがでしたでしょうか。
「中学校で習う文法で英会話ができる」
のテーマにそって行けたと思います。
難しい単語などありませんでしたよね。
今日はここまでです。
また会いましょう。