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メールマガジン バックナンバー
〜直訳すると・・・失礼?〜
こんんちは。Victory学院の山崎です。
いつもお読み頂き、誠にありがとうございます。
以前
「この席、空いていますか」
という表現を直訳すると
おかしくなることを
勉強しました。
今回も
ありがちな表現で
よく使うと思いますが、
実は
その表現は
相手に「失礼」かも
しれないというケースを
見ていきましょう。
例えば、
女の人が交差点で
信号待ちを
している時に
突然、
後ろから
「Excuse me.」
と声をかけられました。
最初、
自分に声がかけられていると
思わず、無視していると
再度、
「Excuse me.」
と声をかけられました。
女の人は
後ろを振り向きます。
そうしたら、
ニット帽をかぶって
サングラスをした
髭をはやした
外国人が立っていました。
よく見ると
地図を手に持っています。
リュックサックを
背負っているので
多分、旅行者です。
女の人は
突然、
「外国人」に
声をかけられて
冷静さを失います。
「やば!」
心が叫びます。
「どうしよう!」
と頭が真っ白に。
外国人の方は
振り向いてくれた女の人に
話しかけます。
しかし、
女の人には
「#$%&#$%&」
にしか聞こえません。
「うわ~!どうしよう!
この人、日本語話せないかな」
と思い、とっさに
「Can you speak Japanese?」
と聞きます。
相手の外国人は
「No.」
と答えます。
その女の人は
「I can’t speak English.」
と言いながら、
両手でバッテンを。
その外国人は
「OK. Thanks.」
と言って
歩いていきました。
これってよく見かける
ケースですよね。
中学校の英語の授業でも
「Can」の使い方を
習いましたね。
どんな意味ですか?
そうですよね。
「~ができる」
です。
これって一見すると
特に
「それが何か?」
って聞きたくなると思いますが、
よく考えると
「~ができる」
というのは
「~する能力がある」
という意味なので
先ほどの
「Can you speak Japanese?」
は、
「あなたは日本語を
話せる能力がありますか?」
という意味になります。
つまり、
言われた方からすると
「自分の能力を
疑われているのか」
となりかねません。
自分の方から
「I can’t speak English.」
と言うのは、
自分のことを言っているので
相手は、
「ふ~ん、そうなのね」
と思う程度ですが、
前者の方は
そうはいきません。
言われた方は
「私だって勉強すれば
日本語だって話せるようになる」
「ただ、勉強して来なかっただけ!」
と反発されないとも
限りません。
もちろん、大人なので、
平然と返答すると思いますが。
では、
このケース、
女の人はどのように
聞き返せばよかったのでしょうか。
それは、
「Do you speak Japanese?」
(あなたは日本語を話しますか)
と聞けばよかったのです。
「話しますか」
と
「話せますか」
の
違いです。
これだけで相手に対して
「失礼」
ではなくなるのです。
これから日本は
「環境立国」を
目指すのです。
外国人の受入法案も
可決されました。
どんどん街中で外国人を
見る機会は増えていくでしょう。
ぜひ、
トラブルにならないように
今回のフレーズを覚えて下さいね。
今回はこの辺で。
いかがでしたでしょうか。
「中学校で習う文法で英会話ができる」
のテーマに
そって行けたと思います。
難しい単語など
ありませんでしたよね。
今日はここまでです。
また会いましょう。