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メールマガジン バックナンバー
えっ?どっちなの?
いつもお読み頂き、誠にありがとうございます。
今回は、日本人が慣れないと苦労する
話をさせて頂きます。
この話は最近、中学校の教科書でも
取り上げられていますので、
お聞きになられたかも
しれません。
では、
行きましょう。
友達AとB、2人の会話です。
A: お腹がすいたな。
どこかに行って何か食べたいな。
ねえ、お腹空いてない?
B: うん、空いていない。
昼食たべたばっかりじゃん。
A: そうだけど。
じゃあ、君はどら焼き食べたくないんだね。
B: どら焼き? ううん、食べたいよ。
どこで食べるの?
A: 東京駅の近くのお店だよ。
B: 東京駅の近く?
結構ここから遠くない?
A: うん、遠くないよ。
タクシーで10分くらいかな。
B: えっ?タクシーで行くの?
電車で行かないの?
A: うん、その方が早いよ。
駅はここから遠いしね。
B: OK.。タクシーで行こう。
はい、以上です。
なんてことはない
普通の会話だと
思いますが、
この会話を英語に
直訳してみましょう。
A: お腹がすいたな。
( I’m hungry.)
どこかに行って何か食べたいな。
( I want to go somewhere and eat something.)
ねえ、お腹空いてない?
( Aren’t you hungry? )
B: うん、空いていない。
( Yes, I’m not hungry. )
昼食たべたばっかりじゃん。
( We’ve just had lunch ! )
A: そうだけど。
( I know.)
じゃあ、君は美味しいどら焼き食べたくないんだね。
( Then, you don’t want to eat some nice Dorayakis, do you?)
B: どら焼き? ううん、食べたいよ。
(Dorayakis? No, I want to eat them.)
どこで食べるの?
( Where can we get them? )
A: 東京駅の近くのお店だよ。
( At a shop near Tokyo station.)
B: 東京駅の近く?
( Near Tokyo station?)
結構ここから遠くない?
( Isn’t it pretty far from here? )
A: うん、遠くないよ。
( Yes, it’s not far from here.)
タクシーで10分くらいかな。
( Maybe 10 minutes by taxi.)
B: えっ?タクシーで行くの?
( What? Are we going by taxi? )
電車で行かないの?
(Aren’t we going by train?)
A: うん、その方が早いよ。
( Yes. It’s faster that way. )
駅はここから遠いしね。
( The train station is far from here, too. )
B: OK.。タクシーで行こう
( OK. Let’s take a taxi. )
いかがでしたでしょうか
もし、この会話をネイティブスピーカーが
聞いたら、
「どっちやねん!!」
と思ってしまうでしょう。
どうしてか、
あなたは分かりますか。
実は、
今回、何回も
出てくる
「否定疑問文」
つまり、
「~ない?」
という表現ですが、
答え方が
日本語と
英語とでは
全く
「逆」
なのです。
会話の中で
AがBに
ねえ、お腹空いてない?
( Aren’t you hungry? )
と聞いた時に、
B: うん、空いていない。
( Yes, I’m not hungry. )
と答えました。
日本語の場合、
これで通じるのですが、
英語では、
お腹が空いていない場合は
「No」
と答えなければならないのです。
逆に、
お腹が空いている場合は、
「Yes」
と答えなければなりません。
他にも
AがBに
じゃあ、君は美味しいどら焼き食べたくないんだね。
( Then, you don’t want to eat some nice Dorayakis, do you?)
B: どら焼き? ううん、食べたいよ。
(Dorayakis? No, I want to eat them.)
と言っていますが、
「どら焼きを食べたくないんだね」
と言われた場合、
「食べたい」場合は、
「Yes」で
「食べたくない」場合は、
「No」で
答えなければなりません。
あと、距離の話で
B: 東京駅の近く?
( Near Tokyo station?)
結構ここから遠くない?
( Isn’t it pretty far from here? )
A: うん、遠くないよ。
( Yes, it’s not far from here.)
これも同様に、
「遠い」場合は
「Yes」で、
「遠くない」場合は、
「No」で
答えるのです。
最後に、
行き方について話をしていますね。
B: えっ?タクシーで行くの?
( What? Are we going by taxi? )
電車で行かないの?
(Aren’t we going by train?)
A: うん、その方が早いよ。
( Yes. It’s faster that way. )
「電車で行かないの?」
という問いに対し、
「電車で行く」場合は、
「Yes」で、
「電車で行かない」場合は、
「No」で
答えなければならないのです。
そうしないと、ネイティブスピーカーは
混乱するでしょう。
これは、
フランス語でも
同じです。
多分、
「ラテン系」の
言語は同じだと
思います。
今回は
この辺で。
いかがでしたでしょうか。
「中学校で習う文法で英会話ができる」
のテーマに
そって行けたと思います。
難しい単語など
ありませんでしたよね。
今日はここまでです。
また会いましょう。