いつもお読み頂き、誠にありがとうございます。

友人から聞いた話です。

昨夜のこと。
小５の息子に向かって
台所にいたお母さんが
「学校の宿題は終わっているよね」
と聞きました。

リビングルームのソファに
座ってテレビを見ていた

彼は台所の方に首だけを向けて

「うん。☆＆“＃＄％！」
と返事をし、

お母さんが
「えっ？何て言った？」
と聞き返しました。

「＃＄％＆」
と小声で話す彼。

「聞こえないよ」
と母。
「もっと大きい声で言って」


彼はうつむきながら
「１つ宿題が見つからない。」
といい、

声のトーンを少し落として
「もしかしたら学校に忘れてきたかも」
と。
「多分、教室に置いてきたと思う」

母は
「はぁ～？今頃？何言ってんのよ？」
とお怒りモードに
スイッチが
入りました。


そして、
「ちゃんと探したの？」
と語気を
強めて彼に。


彼は
「先週からずっと探していたんだけど」
と
少しやけ気味に
「どこにも見当たらないんだ」
と答えました。


母は
ため息をつき

「仕方ないわねぇ」
と言いながら

「あとで私も探してあげる」
と言って
台所仕事を続けました。


一連の会話を聞いた友人は
「明日、学校に行ってみよう」
と提案しました。


彼は
「うん。分かった」
と返事をしました。


夜１０時ごろ
友人から奥さんに
「結局、見つからないの？」
と聞いてみたところ、

奥さんは
「それがやっぱり
見つからないのよ」
と。

「思い当たるところは
全部、見てみたけど」
と力なく答えました。

「そっか」
と友人。

「じゃあ、明日、学校に俺が
連れて行くよ。
PTA室に行く用事もあるし」
と言いました。

「それじゃあ、お願いします」
と奥さん。



はい、今回のエピソードはここまでです。

この中で
重要な英文法は
あるでしょうか。


あなたはどの文を
英語訳に使うと思いますか。


今回は、


「教室に宿題を置いてきた」
です。


これは結構
間違えやすいので
取り上げたいと
思います。


エピソードに戻りますと、
息子さんが

「多分、教室に置いてきたと思う」
と言いました。


これを英文にすると
どうなると思いますか。


この場合、

「多分」は
「maybe」を
使って下さい。


「～と思う」は、


「I think」
ですよね。


でも
ここでは
使わなくてもいいです。


あとは、


「（宿題を）教室に置いてきた」


を英文にすれば
いいのです。


ここで、
ありがちのミスは


「置いてきた」
を
「忘れてきた」
に
置き換えて、


「I forgot」


とやってしまうことです。

つまり、


「Maybe I forgot my homework in my classroom.」

としてしまうのです。


通じることは
通じるのですが、


「置き忘れる」
と言いたい場合は


「leave」
を
使います。


例えば、

「昨日、バスに傘を忘れた」
と
言いたい場合、


「I left my umbrella in the bus.」
と
なります。


「I forgot my umbrella in the bus.」

とは言わないのです。


「forget」は
「置き忘れた事実」
を強調する時に、


「leave」は
「置き忘れた場所」
を強調する時に

使われるのです。


息子さんの場合は
「教室に」
を強調したいので、


「Maybe I left my homework in my classroom.」


と言えばいいのです。



もう一つ、
行きましょう。


「じゃあ、明日、学校に俺が
連れて行くよ。」
と友人が言いました。


これを英語で
言ってみましょう。


どうなると思いますか。



私が中学１年生の時
英語の先生から
こう教わりました。


「take ～ to ・・・」


「～を・・・に連れていく」
と。


これを使いますと

「I take him to school」


でいいのです。


では、
「じゃあ、明日、学校に俺が
連れて行くよ。」
を英文にしますと、


「Then, I’ll take him to school tomorrow.」


となります。


これは
本当に
よく使う表現なので、

是非、
覚えて下さいね。



いかがでしたでしょうか。


「中学校で習う文法で英会話ができる」
のテーマに
そって行けたと思います。


今日はここまでです。
また会いましょう。