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「素晴らしい」の使い分け(ExcellentとWonderful)
こんにちは。Victory学院の山崎です。
いつもお読みいただき、誠にありがとうございます。
今回のテーマは「素晴らしい」の使い分け(ExcellentとWonderful)です。
あなたは、「Excellent」と「Wonderful」と、それぞれの単語について、
どのようなイメージをお持ちですか。
両方とも「素晴らしい」という意味ですが。
学研の英和辞典「The Super Anchor」では、次のように書いています。
「Excellent」は「(~に)優れた、非常に優秀な」の意。
用例として、
These stamps are in excellent condition.
(これらの切手は素晴らしい保存状態です)
「Wonderful」は、「1. 素晴らしい、すてきな、2.驚くべき、不思議な」の意。
用例として、
We had a wonderful time.
(私たちは素晴らしい時を過ごした)
これらの用例から分かる通り、
両方とも「素晴らしい」という意味で使われていますが、
細かく見ていきますとニュアンスが違うことにお気づきになるでしょう。
「Excellent」は「他と比較してレベルが高い」とか
「スキルが高い」という意味合いが強いのに対して、
「Wonderful」は「他との比較とかではなく、
自分がどう思うか、感じるか」といった
「主観的な」意味合いが強いです。
なので、例えば、
「She is a wonderful teacher.」
「She is an excellent teacher.」
といった場合、どちらも意味は「彼女は素晴らしい先生だ」という訳になります。
しかし、ニュアンスとしては、
前者の先生は、スキルが高いというよりは、
人気がある先生という印象を与えますが、
後者の先生は、人気などというよりも、
スキルが非常に高い印象を与えますね。
他にも
「東京大学は素晴らしい」という場合
「Tokyo University is wonderful.」
「Tokyo University is excellent.」
とでは、
前者は、東京大学をよく知っている人
(在学生、卒業生や大学関係者)がいいそうですが、
後者は、一般の人でも東大生が超優秀なのは分かっていますよね。
同じ「素晴らしい」という訳になっても細かいニュアンスを見ると
結構違うものですよね。
これらの単語も決して難しいものではなく、普通の会話でよく出てきます。
是非ともこのニュアンスを理解した上で、使ってみて下さい。
今日はここまでです。
また会いましょう。