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ペットと飼い主さんに,使える自然療法|同種療法的な熱中症ケア

<同種療法的な熱中症ケア>


皆さん、こんにちは。
お家いきいきケアペットドクター|今村香です。


いつも、いいご縁をありがとうございます。
そして、メールを開いていただきましてありがとうございます。


ほとんどの地域で梅雨が明けてしまいましたね。ちょっと動いただけでも汗がにじむような暑さが続きます。
熱中症警戒アラートという指標も発表されるようになりましたので、個々の体調と合わせていろいろ活用していきましょう。


そんな熱中症ですが、

動物と人では熱中症になる仕組みが少し違います。


人では体温が高くなると、皮膚に近い血流を増やして熱を外に逃がそうとしますし、汗をかくことで、水分が蒸発するときに熱を奪っていくことを利用して体温を下げていきます。この汗は水だけではなく体の中のミネラル成分(マグネシウム、カリウム、ナトリウムなど)も一緒に外に出してしまいます。

気温が高いと、まず体温と気温の差が少ないために熱の放散が出来なくなります。また、汗をかき続けて身体の中の水分とともにミネラル成分も出ていってしまいます。

そうなると、体温上昇による機能停止とミネラル不足による代謝障害がおきてきます。めまい、立ち眩み、嘔吐、こむら返り、頭痛、疲労などの症状が現れてきます。重症になるとケイレンを起こしてしまうこともあります。



一方動物は、体温の調節を汗ではなく、口や喉、肺といった呼吸器粘膜から水分を蒸発させることと、空気の交換によって体温調節をおこなっています。

ですので、高い気温も危険ですが、高湿度も熱中症の原因の一つになります。


犬の場合はハアハアとうるさいぐらいに激しい呼吸になり、暑いよ~と訴えてきますが、猫ちゃんはあまりハアハア言わないので、熱さに対して強いかな?と思ってしまいますが、しらずに熱中症になってしまっていることもあります。特にシニアの猫さんで、日向ぼっこの場所から動くことが億劫になりそのまま熱くなってしまうことも。

ぜひ飼い主さんが気にしてあげてくださいね。

同種療法的な熱中症ケアですが

ここで、思い出してほしいのが、同種療法の原理です。
暑さでくらくらしていると、冷たく冷えている水分や果物を取りたくなりますが、それは最後の一口にしましょう。

というのも、ハーネマンの書いたオルガノンというホメオパシーの教本に、「灼熱の太陽に照らされて体温が上昇した時に冷たい水は決して飲まない。飲むと身体を壊すことがわかっているから」とあります。

そうなんです!やけどをした時も急激に冷やすのではなく温かいオイルや蒸気を当ててあげるときれいに治ると同じように、暑さの場合も、すぐに冷やさずに、「体温を上昇させるブランデーを一口飲むことで、体温が速やかに下がり疲労も取れる」と書いてあります。

ブランデーのアルコール濃度とマザーチンクチャーのアルコール濃度はほぼ同じなので、マザーチンクチャーをそのまま一口飲むことで刺激になります。動物達には舌や口内にぽたぽたと垂らしてあげるだけでもいいと思いますよ。


暑さでたくさんの汗をかいた時も、出来るだけ室温の水分や塩分、果物を取るようにすることで、冷やしすぎの弊害が起こらないようになります。もちろん、徐々に飲み物の温度を下げていったり、保冷剤等を使ってもいいと思いますが、最初からガンガン冷えたものは取らないようにしましょう。


もちろんレメディでは

体温上昇にはBell/ベラドンナがNo1。
他に汗をかきすぎて疲れてしんどいときはChin/チャイナ。
パンティングで呼吸が粗いときにはCarb-v/カーボベジの力も借りてください。



セルフケアでも体調が整わない場合は病院へ行くことをためらわないようにしましょう。



最後までお読みいただきありがとうございました。

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