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「トークフォークダンス」@神山 

皆様、こんにちは。
今年は早い梅雨入りで、しっとりしっとり、
神山の山々も新芽がどんどんおおきくなり、瑞々しい景色が広がっています

先月の話になってしまいますが、
お誘いを受けて「大人としゃべり場」という会に参加してきました。
神山中学校2〜3年生と地域住民が集まりおしゃべりをします。

福岡で山口さんと言う方が考案された
地域での対話を生み出す「トークフォークダンス」という手法は、
2重の円に並べられた椅子の内側に生徒が外側に大人が座り
ファシリテーターが出すお題についてそれぞれ1分間話します。
話終わると、横にずれて人と対話をします。

そこにはルールがあります。
まず大人は
「中学生にしてはすごいね」とは言わない
生徒たちには
「大人が求める答えを考えずに、自分の感じたことを話してください」
というものでした。

1分間の時間を、話す人は話すのみ、相手はまずこれをじっくり聞く
ついつい大人は、大人として伝えたいことがあって、口を挟みがちですが、
聞く時間は『聞く』に徹する。
これが大人も生徒たちにも良かったようです。
さらに、1分間の時間は目の前にいる人との秘密の時間でもあるので、
短い時間の中にも親近感が芽生えます。

COCO歯科に患者さんとして小さな頃からきてくれていた子に、何人か会えました。
診察の時にはなかなか話せないことを1分という時間で聞いたり話せたりして、
その子なりの神山町に対する思いや、将来の夢など新たな1面を聞けて
とても幸せでした。
また、普段話さないプライベートの話をしたり、ついつい私も熱くなりました。

終わった後の感想シェア会では、私もわざわざ手を上げて話すのはやっぱり躊躇する場面で、
小学一年生の頃からCOCO歯科に通ってくれている生徒さんが、手を上げていました。
その生徒さんは、ほんとうに普段あまりしゃべらないのです。内気で、その日も対面になったときに、とても緊張しながら話しているのがすごくわかったのだけれど、それでも一生懸命話してくれたことがとても嬉しいと感じていたのですが、
なんと手を上げて「話すのが苦手だったけれど、トークフォークダンスを経験してみて話すことを楽しむことが出来ました。」
と話していたのです。
約10年くらいのお付き合いでもあるので、そんな場面がみられると思ってもいなかった、、と、とても感動しました。

こちらは去年の様子
https://www.in-kamiyama.jp/diary/65783/

聞く人がいるからこそ、話すことが楽しくなってくるのでしょうか。
そして、大人が求める答えではなく「ありのままの自分」で話せる環境ってほんと大事。
ゆっくり待って、思っていることを聞かせてね、ちゃんと聴くからね、、、そんな気持ちが伝わるときには、普段話せないこと話さないことも話してくれるのかもしれませんね。

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