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アクシスメソッドの軸の力と連動性①
【軸のカギを握るのは筋肉の連動】
人間の背骨は、伸展・屈曲・回旋を組み合わせることで、かなり複雑な動きをすることができます。
この動きを司っているのが筋肉です。
背骨には「固有背筋」という、身体の前後左右の傾きを感知して、体幹の垂直に関する情報を提供している筋肉群があります。
この固有背筋の情報を基に、「抗重力筋」と呼ばれる筋肉群が身体の姿勢を保つ働きをしています。
想像してみてください。
例えば、全力で走っている時に急ブレーキをかけると、慣性の法則で背骨には前にたおれようとしますが、このような時に抗重力筋が全力で働き、身体を支えるのです。
柔道やレスリング、アメフトのようなコンタクトスポーツで相手と接触しても、抗重力筋が姿勢を保ってくれているからなのです。
また、新体操やダンスといった表現を競う競技では、背骨を前後左右に曲げることがありますが、そのような姿勢をとっても倒れないのも抗重力筋が働いているからです。
筋肉は、背骨を構成している26個の骨の隙間を広げたりちぢめたり、前後左右にずれたり、捻じりあうことで、体幹の姿勢を保っています。
■背骨と四肢
全てのスポーツや武道では、四肢(両腕・両脚)を使いますが、動かしたり、相手に接触すると当然、両腕・両脚に負荷がかかります。
想像してみてください。
例えば、片腕を横に地面と並行に伸ばして、片腕に負荷がかかると、その腕を支える土台である背骨にも負担がかかります。
片腕に負荷が掛かった瞬間に、背骨に掛かった力を感知し、それに対応することが出来なければ、バランスを失うことになるのです。
そこで一般的に、軸を作るというと体幹トレーニングをして、体幹部分の筋肉量を増やすことをイメージする方が多いと思いますが、しかし、いくら筋肉量を増やしたとしても、四肢と背骨の筋肉が連動し体幹部分の重心バランスが取れなければ軸のある身体にはなりません。
つまり、軸のカギを握っているのは、筋肉の量ではなく、筋肉の連動なのです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回は【肩甲骨と股関節の同調性】になります。
次回もお楽しみに!
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