ながおさ接骨院

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

ながおさ接骨院『高齢者に多い転倒での骨折③』

第19回メルマガ配信は!!

『高齢者に多い転倒での骨折③』です!

★★骨折は介護が必要になる原因の第4位です★★

1位ーー脳卒中(18.5%)
2位ーー認知症(15.8%)
3位ーー高齢による衰弱(13.4%)
4位ーー転倒・骨折(11.8%)



今回は

★胸腰椎圧迫骨折★



【 原因 】
胸腰椎圧迫骨折とは、骨粗しょう症を基盤として、軽く尻もちをつくなどの衝撃だけで背骨の中の胸腰椎と呼ばれる部分が潰れるように骨折してしまうものです。
特に胸腰椎移行部の第12胸椎と第1腰椎で圧迫骨折が多いとされています。
勢いよく座ってしまうなどの衝撃が加わることでも、椎体に急な圧がかかり、潰されてしまうことでも生じます。




【 症状 】
動作時に生じる背部痛や脊柱の後弯変形が主な症状となります。
数カ月以上持続するような背部痛では、骨折部の癒合がうまくいっていない可能性もあります。
また、骨折に伴う強い後弯変形では呼吸器系や消化器系及び精神的な障害まで引き起こす可能性があり、日常生活のレベルを大きく下げてしまう可能性があります。




【 治療 】
胸腰椎圧迫骨折の治療には、保存的治療と手術的治療があります。
保存的治療でまず大切なことは、コルセットにより外固定を行い椎体の骨折の進行を防ぐことです。また、痛みに対してはNSAIDs(ロキソニン・セレコックスなど)と呼ばれる鎮痛薬や筋弛緩薬などが一般的には処方されます。
コルセットに関しては、骨癒合した後にも継続的に使用してしまうと活動性の低下や骨量の減少につながってくる可能性もあるため、必要以上の使用は控えるべきです。

手術的治療は、骨折部がさらに潰れて進行している場合や麻痺が存在する場合、なかなか改善しない長期的な背部痛などがある場合に手術的治療が選択されることがあります。




【 リハビリ 】
受傷から2週間までは痛みが強いことも多く、疼痛管理や廃用予防のベッドサイドでのリハビリテーションが主となります。
2週間を過ぎて痛みが落ち着いてきたら徐々に下肢や体幹筋のトレーニングなどを行っていきます。胸腰椎圧迫骨折では、体幹屈曲位(体が曲がった状態)で転倒してしまうと受傷のリスクが高くなります。そのため、予防のためには下肢や体幹の筋力強化がとても重要になってきます。
特に脊柱起立筋と呼ばれる背中の筋肉は背筋を真っすぐに保つためにとても大切な働きをしています。この筋肉が弱くなってしまうと、棘上靭帯や関節包といった組織で姿勢を保つようになり、姿勢も丸くなっていってしまいます。
また、下肢の筋力に不安があるとバランスを崩して転倒しやすくなるなどのリスクが高くなります。そのため、リハビリテーションでは筋力強化を中心とした姿勢の改善や転倒の予防に努めていきます。





やっぱり足腰の筋力は大切ですね\(^o^)/



【 骨を強くするには 】
※ カルシウムを摂取し!
※ 日光に当たり!
※ 運動をしましょう!



高齢者の転倒で多い骨折

●上腕骨外科頚骨折

●胸腰椎圧迫骨折

●橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)

●大腿骨頚部骨折




次回は、橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)!

【高齢者に多い転倒での骨折④】です。



メルマガ配信は、第2・第4金曜日の午後12時に配信していきますので、お楽しみにしていて下さい(*^^*)

ながおさ接骨院からのご連絡などは、つどつどお送り致します!!

過去の配信も見れますので、ぜひぜひ!見てみて下さい(^ν^)


配信元
永長株式会社・ながおさ接骨院
代表取締役・院長  永長雄一郎

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する