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【レッスンレポート】2022.10月レッスンが終了しました。
Ciao a tutti!!(チャオ!! みなさん!!) La mangiatriceのIKUKOです。
皆さんは国の特別天然記念物のタンチョウをご覧になったことはありますか?
私はほぼほぼ毎日、目にするのですが、今朝はとっても近い距離で見かけました。お散歩ワンコよりも目撃数は多いかも、と本州の友人に話すと驚かれてました(笑
さて、10月レッスンのレポートです。
秋の豊かな恵みを存分に感じられる"フルーツ"をテーマにご紹介です。(10月はドルチェを入れたイレギュラーメニューでのご紹介でした。)
・洋梨のパスタ
実はこのパスタは、イタリアのマンマから教わったメニューではないんです。フィレンツェの地元っ子はもちろん観光客にも人気のレストランのメニューの一つなのです。
その人気レストランでこのパスタとの出会い、そして私にとってはその時のイタリア滞在を復活させてくれた忘れられないパスタ。
そのストーリーはレッスンの時にお伝えしましたね。皆さんそのお話を聞いて、ますますこのメニューに関心が高まってました。
しかも、パスタに洋梨って⁉︎と想像ができないでおられるご様子。
チーズがたっぷり入ったクリームベースのパスタは、濃厚なのに洋梨の爽やかさでバランスをとり、食感の異なる洋梨を加えて食べた時のアクセントを楽しんでいただきました。
本家レストランでいただいたパスタはラビオリのようなチーズと洋梨が詰められたパスタでしたが、より作りやすいようにと加える材料も増やしショートパスタで仕上げた私の完全オリジナルでしたが、お皿に残ったソースもパンにつけて食べたい!とリクエストがあがるほど高好評でした。
・豚肉のリンゴ煮
お肉をフルーツと合わせるレシピはヨーロッパではよく見かけるメニューですね。
身近な豚肉とリンゴで爽やかにそしてあるものでこくみを加えて、奥深さをプラスしました。
そのあるもの、苦手な方も多いようですが、いただいた時にはその存在感はなく爽やかさとコクを感じるリッチな一皿となりました。リンゴは皮付きで彩りも映え、"クリスマスメニューにもピッタリ"とのご感想もいただきました。
・ブドウのスキアッチャータ(フォカッチャ)
フォカッチャですが、菓子パンのカテゴリに入るこのスキアッチャータは実は以前にドルチェでご提供をした事がありました。
とても気に入って下さり、"色々なパン屋さんで作ってないかな?と探したんですが売ってないんですよ。どこにも(涙)。なので、こうしてレッスンすると分かってメッチャ嬉しい♪"と大興奮のご様子。なので美味しくないわけがないんですね。
今回は捏ねないで仕上げるフォカッチャ生地のレシピをご紹介。時間に融通を利かせた発酵で仕上げます。
たっぷりのブドウとグラニュー糖、そしてオリーブオイルで焼いたスキアッチャータ、果汁がジャム化されたり、カラメリゼされたりと色んな表情を見せてくれます。ありそうでなかった、"ブドウパン"に"これ、感動しました‼︎"とおっしゃってくださる方もいて、私も感動。
トスカーナ限定・この季節ならでは・ワイン生産地という背景があって生まれたブドウのスキアッチャータ。レシピも400年以上も昔と、かの有名な天文学者、ガリレオさんも大好きだったというストーリーを添えていただきました。
人気に火がつくと日本全国、オールシーズン入手可能な商品にしてしまう日本と違い(ちょっと言い過ぎかしら・苦笑)季節や地域を大切にし、昔から愛されてるブドウのスキアッチャータは正にイタリアの食文化を凝縮しているようで、味はもちろん、そんな思いも大好きなんです、とお話をさせていただきました。
テーブルにもフルーツ柄のバスケットやお皿、ティーセットを用意して、お腹だけでなく、目からもフルーツを堪能していただいたフルーツレッスン。数あるレシピの中でも特に思い入れの強いメニューを皆さんにお届けできて、とても幸せなフルーツレッスン月でした。
11月はローマ料理レッスン。
まだお席もありますので、お時間ありましたら、ぜひお申し込みをお待ちしております。
ではまた、次回のメルマガをお楽しみに~
Ci vediamo alla prossima!
Ciao!!